着脱バッテリー式ポータブル電源
「Honda Power Pod e:」登場!
Hondaは着脱可能可搬バッテリー「HOnda Mobile Power Pack e:」を電源として使用するポータブル電源「Honda Power Pod e:」を発売した。
Honda独自の正弦波インバーターを搭載した、定格出力1500Wのポータブル電源で、家庭用コンセントと同等の十分な出力を確保するほか、電気の質が求められる精密機器に関しても安心して使用することができる。
また、排出ガスや騒音を発生させないため、災害時の非常用電源、夜間作業での電源などエンジン発電機の使用が難しい屋内外の様々なシーンでの活用が可能だ。
予備のモバイルバッテリーを予め充電しておけば、充電待機時間無しですぐに充電済みバッテリーと交換し、より長時間、継続して使用することも可能。さらに、複数のHonda Power Pod e:やHondaのインバーター発電機・蓄電機を、別売りのコード で接続し並列運転することで、出力を増やし、より幅広い電気機器に対応することも可能だ。
なお、使用されるモバイルバッテリーパックは「BENLY e:」「EM1 e:」などのHondaの電動バイクを始め、他社製品も含めた様々な電気機器の動力源としても活用され、製品間での相互利用が可能なため、他の製品に搭載されているモバイルパワーパックを用いてHonda Power Pod e:を非常用電源として活用することもできる。
サイズは重量13.4kg、縦幅269mm、横幅385mmと扱いやすいサイズで、四隅にはハンドルを配置することで持ち運びやすさも追求。横に倒しての使用や保管も可能なため、様々な使用環境や保管場所に適応する。またソーラーパネルなど再生可能エネルギーでの充電も可能となり、カーボンユートラルの実現にも寄与する。
メーカー希望小売価格は246,400円、バッテリーパックは108,900円、専用充電器が55,000円(いずれも税込み)とされている。
カートレースのパドックでも、かねてからのバッテリーへの充電、ポット、電子レンジに加え、ポータブル冷蔵庫など電気機器を使用し続ける環境が増えている。今は発電機を動かして使用するケースが多いが、排出ガスや騒音の観点からも、今後はこういったポータブル電源への移行が期待されるところだ。