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2025年度JAF各種規則改訂点公示
注目のポイントは!?

早くも2025年規則改訂点が一部発表
注目の変更点とは⁉                  

7月31日付で、JAFより2025年度のカート各規則の改正点が発表された。
この時期の規則発表に多い、字句修正がほとんどだが、いくつか注目点があるので紹介しよう。

【日本カート選手権規定】
■選手権の英文表記
実は、これまで全日本選手権などの各種選手権における英文表記は規則に明文化されておらず、通例として「ALL JAPAN KARTING CHAMPIONSHIP」などを使用してきた。それを正式に規則に明記し、来年以降は表記が統一使用されることとなる。

各選手権の表記は下記のとおりとなる。
・全日本選手権:Japanese Karting Championship
・地方選手権:Japanese Regional Karting Championship
・ジュニア選手権:Japanese Junior Karting Championship

■ドライバー出場資格
OK部門の出場クラスが今年までの「国際Eライセンス所持者」から「国際Eまたは国際Fライセンス所持者」とされ、ジュニア年代のドライバーも付帯条件なしで参戦できることとなる。

■競技番号の指定
全日本選手権やジュニア選手権では、前年度シリーズのランキング10位までが、翌年のシリーズに於いて一桁(1〜10)のゼッケンを使用できる、いわゆるシングルゼッケン制度が適用されている。 今季のジュニア選手権開幕戦で、当初一桁ゼッケンで発表されていた選手が、レースウィークに急遽二桁ゼッケンへと変更されたのは、このシングルゼッケン制度によるもの。

しかし、昨今は同一クラスに複数年連続で参戦する選手は少なく、特にランキングトップ10に入る力を持った選手は、翌年には上級クラスへとステップアップ、または4輪レースへと転向するケースが多い。そのため、このシングルゼッケン制度も、やや形骸化していることは否めない。

2025年度からは、ゼッケン1を付ける権利のみ前年のチャンピオンのみに限定し、その他の一桁ゼッケンは解放されることとなった。

■その他
その他、細かい点では
・地方選手権対象クラスにFC、KZ、KZ2を追加。
・ジュニア準国内格式の導入。
・レースディレクターの本規則への明記。
・OK公認エンジンの公認期間満了後、2年間の使用猶予(国内格式以下)。
・OK、OKジュニアの使用タイヤの要件緩和:オーガナイザーの申請、JAFの承認で使用タイヤスペックの変更可能へ。
・EVジュニア、EVジュニアカデットのパワーウェイトレシオ設定。
といった各項目に変更が加えられている。

競技内容に直結するような大変更といった項目はないものの、これらの変更を受けて、次は統一規則などがどう変更されていくのか。規則は競技参加の根幹をなすものだけに、しっかりとフォローしてほしい。   



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