8月末にMAX最大のイベントであるMAX FESTIVALを控える瑞浪では、そのフェぅティバルで導入予定のタイヤ管理システムを、一足早く今回のLightsクラスでテスト導入。本番へ向けたトレーニングを行った。
ヨーロッパでの国際レースや、RMCグランドファイナルなどではすでに導入されているバーコードによるエクイップメント管理。そのため、CIK公認タイヤにはもれなくバーコードが貼付されている。MAXで使用しているMOJOタイヤもCIK公認でバーコード付きだ。
今回導入されたシステムは、そのバーコードの読み取りと記録、管理システムとなる。
これは瑞浪を始め主要コースに監視・ジャッジ用カメラを導入、管理しているSSプロモートの兵藤正武氏が作成したもので、タイムトライアル終了時に車検場を通過する際に、クラス、ゼッケンとバーコードリーダーで読み取った使用タイヤデータを紐付けすることで、以降のヒートではゼッケンを指定(入力)しバーコードを読み取ることで、そのタイヤが登録されたタイヤかどうか、一瞬でわかるというもの。
4輪すべてのバーコードの読み取り、その確認まで含めての1台あたり10秒もかからず、重量測定、タイヤチェックとスムーズかつスピーディーに流れ作業で進んでいく。
これまではタイヤにゼッケンを記入、そのゼッケンを確認し封印スタンプを押印、ヒートごとにその封印を確認するという手順だったが、このシステムを利用すれば、それらが一瞬で終わることとなり、確認作業の簡略化、スピードアップに大きく寄与することだろう。
今回のテスト導入でも、オペレーション面でも大きな問題は発生することなく終了しているので、本格導入となるフェスティバルでも、このシステムが大いに活用されることとなるだろう。もちろん、その後は通常のシリーズ戦への導入も視野に入り、システマチックな運営となっていくこととなる。
今年は、デジタルフラッグの導入も行われた瑞浪、デジタル化の促進でよりよいレース環境が構築されていくことだろう。