東京お台場のEVカート施設 シティサーキット東京ベイ で、11月4日に初の試みとなるジュニアカートスクールが行われた。
今回のカートスクールでは、浜名、舞洲、土岐など各地でレンタルカート施設を運営し、キッズやジュニア層へのスクール開校実績も豊富なISKの池田多津夫代表を講師に招き、ISKのスクールメソッドを導入。まずは、プレ開校として今回開催し、来春を目処に常設カートスクールの開校を目指していくという。
今回は一般公募で10名の参加者を募ったが、募集サイトオープンすぐに満席になるなど、早くも高い注目度を示していた。
スクール参加者は、全くカート未経験の子供から、すでにレンタルカート等の経験がある子供まで、そのレベルは様々だったが、今回は初心者を対象としていることもあり、全く乗ったことがない子どもたちに合わせたカリキュラムで行われた。
スクールは、まずはカートへの乗車・降車の方法といったところから、保護者の協力を得ての走行、コーナリングなどを経て、最後は屋外コースでのフリー走行と、この日は約2時間ほどのメニュー。
最初は、カートにどう乗っていいかもわからなかったおような子供も、みるみる上達していき、最後のフリー走行では全員が補助なしにスムーズにコースを疾走するなど、子どもたちの急成長ぶりには驚かされる事が多かった。
今回、こうしたスクールを開催した背景には、モータースポーツをもっと広く浸透させたいという思いがあり、主催するTOM'S谷本勲社長は「この施設をオープンして必ずやりたかったのがこうしたスクールです。水泳教室のように浸透するようにしていきたい。トップドライバー育成は目的ではなく、広くモータースポーツに親しんでほしい」と語る。
水泳やピアノなどの「習い事」と同じように、カートを習いに行く、そんなスクールになることを期待したい。
▲年齢も経験も様々な子供たちが受講
▲車両は、普段インドアコースで使用されるキッズ用カート
▲まずはカートへの乗り方、降り方を学ぶ。足をかけて転んだりしないように重心位置も注意しながら安全な乗り降りを学ぶ
▲最初の走行がアクセル、ブレーキの操作トレーニング。保護者がロープを保持し万一に備える
▲アクセル、ブレーキに慣れたところでコーナリングの練習
▲コーナリングを経験したあとに、ステアリングの切り方を講師を努めた野澤勇翔、金本きれいが身振りを交えてレクチャー
▲屋内コースでの講習を終え、屋外コースへ。まずは先導付きで走行
▲最後はなんの補助もなく自由にフリー走行を行えるほどの成長