2024年は各コースで新たな
MZ旋風が巻き起こる!?
2023年には初の日本一決定戦が開催されるなど、盛り上がりに拍車がかかっているMZシニア。
2024年はさらに大きな盛り上がりをみせそうだ。
年末にいくつか重要なニュースが飛び込んできたので、ここでまとめてみよう。
まずは、初の全国転戦型シリーズの立ち上げだ。
シリーズは普段カートレースが開催されない大型コースを中心に組まれて4大会8戦を予定。
その特徴は午前中に全スケジュールを消化することにある。
これは、主催者側の「せっかく遠征するのなら、その土地をもっと楽しんで欲しい」という考えからだ。また、タイヤもオールウェザーのSL98を指定タイヤとし、コストダウンとともに、
突発的な天候変化でもタイヤ交換の時間等が必要なくなるといった形にしている。
【開催スケジュール】
第1戦・第2戦:3月17日・幸田サーキットYRP桐山(愛知県)
第3戦・第4戦:TSタカタサーキット(広島県)
第5戦・第6戦:タカスサーキット(福井県)
第7戦・第8戦:中山カートウェイ(岡山県)
琵琶湖MZシニアには
ユニークな規則導入!!
滋賀県の琵琶湖スポーツランドで開催されているMZシニアクラスでは、
2024年にユニークな規則が導入されると話題になっている。
2024年はSL琵琶湖シリーズに併催で4大会8レースが予定されるが、
新規則で注目となのがサブドライバー制度とグリップウェイトレシオの導入。
まず、サブドライバー登録制度だが、これは事前エントリー時にサブドライバーの登録を可能とし、
レース当日の1回のみ、出走ドライバーを変更可能とすること。
ドライバー変更を行った場合、次のヒートは最後尾グリッドからのスタート(もしくはピットスタート)となるため、
感覚的にはエンジン交換等に近いだろう。
レース中に、万一負傷して出走できなくなった場合でも、
例えばメカニックで帯同する人をサブドライバーに登録しておけば、
以降のヒートはその人がドライバーとしてレースに参加できるといった運用が考えられる。
なお、シリーズポイントは各ドライバー本人へ与えられるため、
出走していないドライバーには付与されない。
しかし、ペナルティに関してはメイン&サブドライバーの連帯責任とされ、
両方のドライバーに科せられることとなる。
もう一つが、グリップウェイトレシオの導入だ。
某クルマ漫画、さらには23年の秋アニメ放映で話題となったルールを想起させるが、
MZシニアでは使用タイヤを2種類に指定して、それぞれで最低重量に差をつけている。
従来の「SL-FD」タイヤを使用する場合は150kg、
FDタイヤよりグリップレベルが劣るレンタルカート用タイヤ「DRK-L1」を使用する場合は135kgとされ、大会ごとにどちらかかの選択が可能だ(ただし、上位入賞でタイヤハンディを科せられている場合は継続使用のため変更不可)。
ジュニアやカデットからの昇格組が低グリップを軽さで克服して上位進出を狙うのか、
また、大人でも小柄な人や女性ドライバーは軽いパッケージを選ぶ価値があるかもしれない。
この2つのパッケージ、組み合わせは異なってもクラスは同一なので、
別賞典等はなく、あくまでも同一クラスとして開催される。
どちらにメリットがあるのか、シーズン開幕での勢力図にも注目したい。
なお、2024年の琵琶湖MZシニア開催日程は下記の通り。
【2024年の琵琶湖MZシニア開催日程】
FIRST SURVIVAL(第1戦・第2戦):3月31日
GW BATTLE(第3戦・第4戦):5月5日
SUMMER GAME(第5戦・第6戦):8月18日
CLIMAX(第7戦・第8戦):11月24日
レインボーでは正規クラスとして
シリーズに組み込み!
三重県のレインボースポーツカートコースでは、
これまで特別クラスとして開催してきたMZシニアをシニアを2024年シーズンから正式にシリーズ化とした。
こちらも1大会2レース制となり、全8戦を予定している。
【開催日程】
第1戦・第2戦:2月18日
第3戦・第4戦:6月2日
第5戦・第6戦:7月21日
第7戦・第9戦:12月15日