■開催日:5月5日 ■開催地:フェスティカサーキット瑞浪 ■天候:晴れ Photo&Report:藤原浩(本誌)
瑞浪RMCも終盤戦突入!
EXGEL MAX CHAMPアメリカ派遣は林樹生に決定
RMCの聖地、フェスティカサーキット瑞浪で開催される瑞浪RMCシリーズの第3戦、第4戦が恒例のゴールデンウィーク最後の週末、5月4〜5日に開催された。4日に第3戦、5日に第4戦と開催されるが、今回はシニア、ジュニア、マスターズがフルグリッドを超えるエントリーで予選落ちあり。EXGEL MAX CHAMPとしてこの週末にアメリカ派遣選手が決するミニマックスもフルグリッドに迫る台数が集まり、シニアは4組、他の3クラスは3組に別れ総当たりの予選ヒートが行われた。
天候は両日ともに真夏日に迫る勢いで気温が上昇し、5月とは思えない暑さに見舞われた。2日目に持ち越されたミニマックス日本代表決定は、最後の決勝で2位まで追い上げた林樹生がランキングトップとなりアメリカ行きの切符を獲得した。
瑞浪RMCは7月の最終戦を残すのみ。いち早く今季のチャンピオンが誕生することとなる。 なお、日曜日のマイクロマックスでは、トップチェッカーだった芝崎壱飛が車検失格となる事案が発生。マフラーのインナーチューブ径に関する事項だったが、純正部品を使用していることから調査した結果、製品側の不良であることが判明したとのこと。 ことの経緯や今後の対策については輸入元の栄光のホームページの「お知らせ」欄に掲載されているが、今後は測定冶具の各サーキットへの配布、事前チェック体制の構築、さらには場合によってはレース用マフラーのデリバリー制も視野に入れて対策を打っていくという。細部はこれから発表されることとなる。
●Micro MAX
芝崎壱飛、幻の2連勝。京竹玖龍が初優勝!!
決勝序盤をリードしたのは京竹玖龍。その後ろに鶴貝拓海、古賀瑛輝、中村柊稀、芝崎壱飛らが続いていく。終盤まで複数台による接近戦が続くなか、展開も味方し最後に抜けだしたのが芝崎。そのままトップチェッカーに飛び込み、2連勝かと思われた。しかしレース後の車検で不適合が見つかり(製品不良が原因とされる・本文参照)、2位チェッカーの京竹玖龍が繰り上がりで初優勝をなった。
●EXGEL MAX CHAMP MINI MAX
優勝は藤原迪永、アメリカ行きは林樹生が獲得!
今回の結果でアメリカ派遣選手が決定するこのクラス。ランキングトップのHan Johnは最後の予選ヒート最終ラップでインシデントを起こし、ペナルティにより決勝は最後列スタート。逆転を狙う藤原迪永がPP、ランキング2位の林は8番手スタートとなる。
決勝、トップを走行する藤原。林がランキングトップに出るには、藤原が優勝した場合5位以上が必要だ。藤原は快調にトップを走りそのままチェッカーで2連勝。後方集団では林が着実に順位を上げると、最後は2位でフィニッシュ。アメリカ派遣の権利を獲得した。
●MAX Masters
木村一眞が逆転優勝!
決勝PPは予選を2/2位で終えた木村一眞が獲得。2番手に山本司がつける。
決勝ではオープニングラップで前日優勝の西浦徹がクラッシュしてリタイア。レースは終盤にニュートラリゼーションとなり残り2周で再開すると、山本と岡本が2番手バトルをする間に木村が逃げ、そのまま優勝。2位に岡本、3位山本となった。
●Junior MAX
元田心絆、前日の雪辱となる優勝!
土曜日の第3戦でインシデントの原因となりペナルティを受けていた元田心絆。そのミスを取り返すべく、第4戦では予選を1/1位で通過し決勝PPを獲得。
決勝でも、順当なスタートからトップをキープして集団を抜け出すと、独走へと持ち込みチェッカー。雪辱の優勝を飾った。2位には連続表彰台の白石庵、3位に徳岡大凱が入った。
●Senior MAX
中井悠斗、悲願の初優勝!
決勝PPはクインティン・ルゥ、2番手に中井悠斗、3番手に箕浦稜己と続く。
トップ争いはこの3人に冨田蓮、土志田洸彰らを加えたグループとなるが、その最中にタコツボ進入で行き場をなくした箕浦がストップしてリタイアとなる。その後もトップ争いは続くが、最後は中井が先頭でチェッカー。シニアマック初優勝を飾った。2位に冨田、3位に土志田が続いた。
●Micro MAX(21台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 12 | 京竹玖龍 | AP SPEED with SOVLA |
2 | 93 | 鶴貝拓海 | SD-STYLE |
3 | 17 | 古賀瑛輝 | MAC SYSTEMS/BLUTE |
4 | 33 | 中村柊稀 | SD-STYLE |
5 | 9 | YOON ISSAC | LUCE MOTOR SPORTS |
6 | 10 | 村上天晴 | GOLD MOTORSPORTS |
7 | 66 | 黒川琥牙 | Ash |
8 | 7 | 中川蒼惟 | RT-APEX |
9 | 95 | 田川朔太郎 | T-Style with ぶるーと |
10 | 6 | 石迫伝馬 | AAA motor sports |
●EXGEL MAX CHAMP MINI MAX(31台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 37 | 藤原迪永 | SD-STYLE |
2 | 21 | 林 樹生 | AP SPEED with SOVLA |
3 | 22 | 飯田一仁 | TAKAGI PLANNING |
4 | 25 | JIN YUXIAN | Free-Nova MOTOR SPORTS |
5 | 14 | 新橋 武 | DragoCORSE RMC Racing Team |
6 | 65 | Kaewkanjaneset Patthapol | TOP LABO |
7 | 32 | 石川大翔 | EHRE MOTOR SPORTS |
8 | 17 | 島津舞央 | ERS with SACCESS |
9 | 23 | 柴崎 尊 | HRS JAPAN |
10 | 12 | 澤 雅 | HEROes |
●MAX Masters(35台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 16 | 木村一眞 | KAKIE Racing |
2 | 1 | 岡本旬司 | MECANIKO with HEROes |
3 | 69 | 山本 司 | LAM RACING |
4 | 21 | 長田和巳 | T.HIRANO |
5 | 70 | 村井賢介 | トレンタクワトロ鈴鹿/ワンサクセション |
6 | 36 | 山崎 学 | トレンタクワトロ鈴鹿 |
7 | 85 | 山本一平 | 30'S Racing |
8 | 24 | LUKE JOSHIA ARMSTRONG | AP SPEED with SOVLA |
9 | 13 | 帰山洋一 | T.グローバル |
10 | 77 | 宮崎 渉 | T.グローバル |
●Junior MAX(36台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 33 | 元田心絆 | AP SPEED with SOVLA |
2 | 42 | 白石 庵 | HRS JAPAN |
3 | 61 | 徳岡大凱 | KM Tech |
4 | 81 | 深町健夫 | AAA motor sports |
5 | 24 | 白石 麗 | HRS JAPAN |
6 | 6 | Tang Zixuan | Xin Gang.R |
7 | 80 | Liu Xiao Lei | RANXING |
8 | 74 | 日野風奏 | KP BUZZ |
9 | 39 | 澤田龍征 | PONOS HIROTEX RACING |
10 | 88 | 坂野太絃 | KP BUZZ |
●Senior MAX(57台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 18 | 中井悠斗 | TEAM EMATY |
2 | 13 | 冨田 蓮 | TEAM EMATY |
3 | 11 | 土志田洸彰 | DragoCORSE RMC Racing Team |
4 | 71 | 白石いつも | HRS JAPAN |
5 | 48 | 菊地晃功 | ハルナカートクラブ |
6 | 64 | 寺島知毅 | GOLD MOTORSPORTS |
7 | 16 | 塩田惣一朗 | HRS JAPAN |
8 | 9 | Quinten Lu | TEAM EMATY&ROT |
9 | 73 | 落合蓮音 | Ash with Hojust |
10 | 50 | 樋江井琉翔 | AP SPEED with SOVLA |