ROTAX MAX CHALLENGE(RMC)シリーズ最大のイベントであるMAX FESTIVALが8月31日〜9月1日にRMC)の聖地、フェスティカサーキット瑞浪で開催された。
全国で開催されているRMCシリーズを戦ってきたドライバーが、地元シリーズで積み上げてきたポイントを持ち寄り、日本一を決するフェスティバル。今年は、世界大会となるグランドファイナルが10月中旬に開催と時期が早まったため、国内シリーズもそれに合わせてスケジュールが前倒しされ、8月末での開催となった。
レースウィークに選手や関係者をヤキモキさせたのは、西からやってくる台風10号の存在。当初は、レースウィークの半ばには中部地方を通過していく予定だったが、台風は遅々として進まず、そのため、一旦は大会スケジュールの大幅な変更も検討、発表された。その後も台風のスピードは上がらず迷走し、大会側も柔軟にスケジュールを組み直していった。
実際に土曜日から大会スケジュールがスタートしたのだが、土曜日は時間が経つにつれ大荒れの天候となり、各クラスのTT、ジュニア、マスターズの予選1ヒートを終えたところで長時間の中断となる。 その間に、雨雲レーダーによるその後の天候の見通し、タイムスケジュールの組み直しなどが進められ、エントラント代表も交えた協議により、土曜日のスケジュールは中断時点までで打ち切りとなり、残りの予選と決勝は日曜日にまとめて行われることとなった。
そのため、マイクロとミニに関しては予選は1ヒートのみ、シニアはプレファイナルの実施が見送られることなった。
そうした紆余曲折はあったものの、日曜日は好天に恵まれたこともあり、レースは順調に消化され、各クラス見ごたえのあるバトルが繰り広げられた。 各クラスでフェスティバルの順位はもちろん、年間のシリーズ順位も確定。それに従い、グランドファイナルに派遣される日本代表選手も決定した。
注目の日本代表は、シニアがQuinten Luと小島風太、マスターズが山崎学、ジュニアはチャンピオンの澤田龍征が同日に行われるFIAモータースポーツゲームスへの出場が決まっているため、ランキング2位の元田心絆と手塚大雅、アジア枠から関口瞬、ミニはHan John、藤原迪永、林樹生、マイクロは芝崎壱飛が獲得した。
MAXフェスティバル、来年の会場はモビリティリゾートもてぎ北ショートコースと発表され、開催時期は9月頃を予定しているという。もてぎでのフェスティバル開催は、2011年以来14年ぶりとなる。
▲日の丸を手に記念撮影に応じる日本代表。イタリアSARNOでも日の丸を掲げてきてほしい
▲今大会にも海外から多くの選手が参戦。台風接近でエントリー取り消しも柔軟に対応した
▲今回、サプライズ賞典として用意されたのが「KYOJO CUP賞」。KYOJOのテストに招待参加できるもので、KYOJO CUP参戦へのチャンスとも言える賞を獲得したのは、シニア17位に入った白石いつも。KYOJO CUPを主宰する関谷正徳氏も全レースを観戦。表彰式ではプレゼンテーターも務めた
▲先のSL瑞浪でテスト導入されたタイヤのバーコード管理が、本格導入。ソフトも改良され、さらに利便性を高めている
▲土曜日の荒天を受け、エントラント代表らも交え日曜日のスケジュールを検討。ほぼフルスペックに近い大会とした
▲MAX FESTIVALのお昼休みといえば、恒例のじゃんけん大会。エンジンを掛けた戦いに勝ち残ったのは、ジュニアクラスの小島聖来
▲マイクロクラス、最後のストレートで逆転した刈米敦哉が劇的な優勝
▲ミニクラスはHan Johnが強さを見せ、優勝
▲マスターズでは、山崎学が優勝&チャンピオンを獲得
▲ジュニアはアメリカ帰りの澤田龍征が激闘を制し優勝
▲メインのシニアは、最終ラップ最終セクションの攻防を制した酒井仁が優勝
●Micro MAX(18台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 8 | 刈米敦哉 | ONE POINT |
2 | 10 | 井ノ瀬由茂 | ハルナカートクラブ |
3 | 7 | 京竹玖龍 | AP SPEED with SOVLA |
4 | 9 | 細川瑛斗 | SD-STYLE |
5 | 6 | 古賀瑛輝 | MAC SYSTEMS/BLUTE |
6 | 3 | 中村柊稀 | SD-STYLE |
7 | 1 | 鶴貝拓海 | SD-STYLE |
8 | 5 | 栗林怜央 | 39Racing |
9 | 2 | 芝崎壱飛 | WITH Racing Club+グローバル |
10 | 14 | 黒川琥牙 | Ash |
●Mini MAX(26台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 2 | Han John | KP BUZZ |
2 | 14 | Han Yu Chen | Xin Gnag Racing |
3 | 1 | 藤原迪永 | SD-STYLE |
4 | 5 | 新橋 武 | DragoCorse RMC Racing Team |
5 | 3 | 林 樹生 | AP SPEED with SOVLA |
6 | 6 | 島津舞央 | ERS with SACCESS |
7 | 28 | 種田隆威 | TEAM EMATY |
8 | 29 | Yoon Issac | LUCE MOTORSPORTS |
9 | 8 | 柴崎 尊 | HRS JAPAN |
10 | 21 | Shuo Ting Chang | AP SPEED with SOVLA |
●MAX Masters(45台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 4 | 山崎 学 | トレンタクワトロ鈴鹿 |
2 | 17 | 岡本旬司 | MECANIKO with HEROes |
3 | 5 | 木村一眞 | KAKIE Racing |
4 | 3 | 山本 司 | LAM Racing |
5 | 51 | Luce Joshua Armstrong | AP SPEED with SOVLA |
6 | 20 | 小田晋一郎 | トレンタクワトロ九州 |
7 | 26 | 杉山健吾 | T.グローバル |
8 | 2 | 箭内優樹 | GOLD MOTORSPORTS |
9 | 28 | 長田和巳 | T.HIRANO |
10 | 1 | 色川隆寿 | TECORSA&ランドクリエイト |
●Junior MAX(35台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 1 | 澤田龍征 | PONOS HIROTEX RACING |
2 | 36 | 前田蒼介 | Team REGOLITH |
3 | 4 | 元田心絆 | AP SPEED with SOVLA |
4 | 3 | 徳岡大凱 | KM Tech |
5 | 6 | 関口 瞬 | GOLD MOTORSPORTS |
6 | 2 | 手塚大雅 | DragoCorse RMC Racing Team |
7 | 8 | 楠本心真 | ERS with SACCESS |
8 | 22 | 白石 庵 | HRS JAPAN |
9 | 16 | Tang Zixuan | Xin Gnag Racing |
10 | 5 | 坂野太絃 | KP BUZZ |
●Senior MAX(52台) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 30 | 酒井 仁 | TEAM EMATY |
2 | 55 | 落合蓮音 | Ash with Hojust |
3 | 1 | Quinten Lu | TEAM EMATY&ROT |
4 | 13 | 光山勇正 | DragoCorse RMC Racing Team |
5 | 28 | 一宮總太朗 | KAKIE Racing Team |
6 | 2 | 小島風太 | WAIBLINGEN |
7 | 22 | 井上隆太 | LAM Racing |
8 | 16 | 土志田洸彰 | DragoCorse RMC Racing Team |
9 | 17 | 塩田惣一朗 | HRS JAPAN |
10 | 44 | 奈良原瑞大 | トレンタクワトロ名古屋 |