■開催日:10月26〜27日 ■開催地:モビリティリゾートもてぎ北ショートコース ■天候:曇り Photo&Report :本誌・藤原浩
もてぎシリーズも最終戦!
各クラスでチャンピオンが誕生!!
もてぎカートレースシリーズも、今回が最終戦。今年は、11月に第48回SLカートミーティング全国大会の開催を控えているため、例年より一月ほど早い最終戦開催となった。
地方選手権FS-125クラスも、今回でチャンピオンが誕生。今季の地方選手権では、最も早い王者誕生となる。
またSL全国大会前最後の大会ということもあり、ヤマハKTエンジンを使用するカデット、SS、スーパーSSには、西地域からの遠征もあり、特にSSクラスには45台がエントリー。もてぎでは、フルグリッドを超える台数の場合、予選で4組総当り戦が行われることとなっているが、この規定ができて以来はじめて、総当り予選が実施された。
●地方選手権FS125
酒井龍太郎が独走優勝!
一騎打ちのタイトル争いは菊池貴博に軍配!!
13台が参加した地方選手権FS-125クラス。地方選手権のタイトル争いは、菊池貴博と酒井龍太郎の二人がタイトル獲得の可能性を持っており、菊池のみが自力でのタイトル獲得が可能となっている。酒井は、逆転のためには2位以上が必須で、さらに自身と菊池との間に、1台以上を挟まなければならない。
TT、予選とトップで通過してきたのは酒井。一方の菊池は、予選でチームメイト松居寿來の先行を許し、3番手となる。
決勝では酒井が好スタートを見せ、さらに初登場の森谷永翔が2番手に浮上。菊池はその後方3番手となる。序盤はそのオーダーのまま進行し、ペースに勝る酒井が森谷以下を大きく引き離していく。
トップ酒井が安泰となる中、森谷に仕掛けた菊池が2番手に浮上すると、森谷を引き離し単独走へ。これで上位陣の順位はほぼ固まり、酒井が独走でチェッカーを受け優勝。2位に菊池が入り、地方選手権チャンピオンを獲得した。
●YAMAHAカデットオープン
阿部瑠緯、全勝ならず
飯田一仁が優勝
すでに阿部瑠緯のチャンピオンが決しているカデットオープン。今回は、シーズン全勝がかかる。また、今回は西からも多くの選手が出場した。
予選をトップで通過したのは粂川輝陽斗、2番手に飯田一仁が並ぶ。しかし、スタートが数回揃わなかたことで赤旗が出され中断。粂川が隊列を乱した(加速タイミングが早い)として最後尾へと下げられる。
仕切り直しのレースでは飯田がトップをキープし周回を重ね、佐藤駆、中井星那らを従えてチェッカー。阿部の全勝を阻止し、全国大会へ弾みをつける優勝を飾った。
●YAMAHAスーパーSS
高田亮、全国大会へ視界良好!
全国チャンピオンも数多く出場するスーパーSSクラス。スタート前に4番グリッドの石川竜也がエンジン不調によりリタイアする波乱もあった。
レースは遠藤晴久が先行するも、高田亮が逆転。以降は高田がトップをキープ。要所をブロックしながら周回を重ねていくと、そのままトップを守り続けチェッカー。全国大会へ向け、万全の仕上がりを見せた。
●YAMAHA SS
松尾柊磨が2勝目を獲得!
45台と大量エントリーがあったSSクラスクラス。総当り予選で出走3ヒートすべてトップチェッカーの松尾柊磨がPPを獲得する。
決勝は松尾、酒井龍太郎、今季チャンピオンの山本祐輝、小野大地らが接戦を展開していく。特に、終盤は松尾がブロックラインを走ったこともあり後続が一気に迫り、大混戦に。それでも、トップを守りきった松尾がそのままチェッカーを受け優勝。全国大会制覇も宣言した。
●MAX Lights
トップチェッカーは室井飛鳥
優勝は佐々木伸一
MAX Lightsクラスには14台が参加。そのうち、室井飛鳥のみがシニアクラスで、今回はマスターズとの混走で賞典外扱いとなる。
レースは、PPスタートの佐々木伸一が序盤からリードを広げ独走。しかし、その後方に接近していったのが室井。最後に逆転すると、佐々木を従えてトップチェッカーを飾った。
優勝は、その直後にフィニッシュした佐々木が獲得。
●Junior MAX
大和田夢翔が連勝でチャンピオンに!
ランキングトップの手塚大雅がグランドファイナル出場のため欠場となった今大会。前回大会で初優勝を飾っている大和田夢翔にとっては4ポイント差を逆転するチャンスとなる。
レースでも大和田が序盤から独走。楠本心真、日野風奏らが追うものの、大和田を捉えることはできず、逃げ切って2連勝を飾った大和田が逆転でチャンピオンを獲得した。
●MAX Masters
箭内優樹が優勝&チャンピオン獲得!
今季最終戦であると同時に、RMCポイントでも重要なレースとなる今大会。また、来季からD2タイヤへと変更されるマスターズでは、現行のD5タイヤが使えるのは、日本中で今回が最後ともなり、西からもエントリーがあった。
レースは、PPの箭内優樹がトップをキープ。それを渡邊賢人がピッタリとマークする展開となる。しかし、渡邊は仕掛ける距離までは迫ることができず、箭内がトップをキープしたまま周回を重ねると、前回に続く優勝で逆転のチャンピオンを獲得した。
●FS-125(13台/18周) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 44 | 酒井龍太郎 | ミツサダPWG RACING |
2 | 27 | 菊池貴博 | K.SPEED WIN |
3 | 28 | 松居寿來 | K.SPEED WIN |
4 | 80 | 森谷永翔 | ERS with SACCESS |
5 | 61 | 木幡直生 | Super Racing Junkie! |
6 | 73 | 桑原航佑 | Formula Blue オーガスト |
7 | 21 | 本間詠吉 | K.SPEED WIN |
8 | 52 | 土屋拓心 | RT WORLD |
9 | 17 | 沢口直希 | K.SPEED WIN |
10 | 64 | 角田侑進 | HRT |
●YAMAHAカデットオープン(26台/15周) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 12 | 飯田一仁 | TAKAGI PLANNING |
2 | 11 | 佐藤 駆 | ガレージC |
3 | 41 | 中井星那 | FORZAレーシングカートサービス |
4 | 33 | 今村昴星 | HIGUCHI RACING TEAM |
5 | 43 | 久田朱馬 | ガレージC |
6 | 99 | 西川虎太朗 | RT WORLD |
7 | 36 | 赤池凜翔 | GRG with HIGUCHI |
8 | 21 | 阿部瑠緯 | ミツサダPWG RACING |
9 | 27 | 粂川輝陽斗 | チームエッフェガーラ |
10 | 73 | ロイド海翔 | GOLD MOTORSPORTS |
●YAMAHAスーパーSS(25台/15周) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 11 | 高田 亮 | AKIGASE KART CLUB |
2 | 31 | 遠藤晴久 | チームエッフェガーラ |
3 | 18 | 真貝俊幸 | TEAM AKASAKA |
4 | 7 | 月岡雅隆 | チームエッフェガーラ |
5 | 24 | 斉藤祐一 | U1-WORKS |
6 | 17 | 飯塚 誠 | パワーワークス |
7 | 16 | 渡邉晃平 | ガレージC |
8 | 29 | 今澤和弘 | チームTKC@NSP |
9 | 44 | 菅原 伸 | HRT |
10 | 50 | 神田和隆 | KRS-DAI&メイクセツビ |
●YAMAHA SS(45台/15周) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 92 | 松尾柊磨 | brioly racing |
2 | 2 | 山本祐輝 | チームTKC |
3 | 72 | 小野大地 | チームTKC |
4 | 44 | 酒井龍太郎 | ミツサダPWG RACING |
5 | 59 | 長井大和 | AKIGASE KART CLUB |
6 | 61 | 岡田聖人 | Tommy Sport Racing |
7 | 25 | 山下 優 | チームオーガスト |
8 | 47 | 千田琉貢 | Racing Team YRHKS |
9 | 22 | 須藤虹富 | brioly racing |
10 | 93 | 國岡光貴 | ガレージC |
●MAX Lights(14台/15周) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 27 | 室井飛鳥(S) | WISE Karting team |
2 | 62 | 佐々木伸一 | パワーワークス |
3 | 17 | 長谷川琢磨 | Racing Square GEN |
4 | 18 | GEN | Racing Square GEN |
5 | 83 | 神川貴光 | チームオーガスト |
6 | 47 | 加藤伸幸 | Racing Square GEN |
7 | 37 | 木賊川徹 | GOLD MOTORSPORTS |
8 | 29 | SYUJI | Racing Square GEN |
9 | 26 | 椿 智弘 | Racing Square GEN |
10 | 16 | 肥後聡彌 | Racing Square GEN |
●Junior MAX(11台/15周) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 25 | 大和田夢翔 | DragoCORSE RMC Racing Team |
2 | 17 | 楠本心真 | ERS with SACCESS |
3 | 74 | 日野風奏 | KP-BUZZ |
4 | 86 | 大和田海翔 | DragoCORSE RMC Racing Team |
5 | 23 | 柴崎 尊 | HRS JAPAN |
6 | 14 | 新橋 武 | DragoCORSE RMC Racing Team |
7 | 22 | 関谷拓真 | RT WORLD |
8 | 89 | 北中一季 | HIROTEX RACING with IMPUL |
9 | 88 | 今井カノン | ハルナカートクラブ |
10 | 83 | 末友秀磨 | GOLD MOTORSPORTS |
●MAX Masters(19台/15周) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 87 | 箭内優樹 | GOLD.M.S&ランドクリエイト |
2 | 98 | 渡邊賢人 | Super Racing Junkie! |
3 | 1 | 長戸和也 | Macs Racing |
4 | 31 | 佐藤祐二 | BRAVO-RACING |
5 | 95 | 綿谷浩明 | N・フォース SPS川口 |
6 | 11 | 中島保典 | BUNZOU RACING with WISE |
7 | 77 | 西浦 徹 | PLAYFUL with HEROes |
8 | 18 | GEN | Racing Square GEN |
9 | 22 | 東 拓生 | Macs Racing |
10 | 82 | 丸田恭平 | レーシングチームオビ |
●Senior MAX(14台/15周) | |||
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Pos. | No. | Driver | Team |
1 | 50 | 寺島知毅 | GOLD MOTORSPORTS |
2 | 13 | 佐藤佑月樹 | RT WORLD |
3 | 48 | 菊地晃功 | HARUNA RF with PLAYFUL |
4 | 5 | 千田 歩 | RF-AOYAMA |
5 | 35 | 中島獅王 | BUNZOU RACING with WISE |
6 | 14 | 飯田颯翔 | KP-BUZZ |
7 | 31 | 吉岡拓雲 | TAKAGI PLANNING |
8 | 77 | 石川晴太 | WAIBLINGEN |
9 | 66 | 中島白獅 | BUNZOU RACING with WISE |
10 | 51 | 切替悠喜 | Racing Square GEN |