■SK1クラス
朝一番にスタートした予選レース。ここでサクッと一番時計を叩いたのはSK1クラスのYUUKA。今季負け無しの全勝で無双する大王の異名を持つ選手だ。2ndには保立翔、そして3rdはゼンタイシイと、いつもの表彰台常連組がトップ3に収まる。
決勝はスタート直後から複数台のマシンが1コーナーへと飛び込んでいく激しいバトルに。ここで2ndの保立がタイヤをロックさせてしまい、ややアウトに振れて出遅れてしまった。これで楽になったのがゼンタイシイで、早々にYUUKAとのトップ争いに集中できる環境が整った。
しかし、ここまで全勝しているYUUKAだけに、その牙城を崩すことは難しく、危なげない走りをキープしていくYUUKAを前に心が折れてしまったというゼンタ。終始、ミスのない完璧な走りでYUUKAはポールtoウイン、今季負けなしのままに筑波シリーズを制してタイトルを獲得した。
■SK2クラス
筑波シリーズのタイトルを懸けた最後のレース。PPは藤木章二、2ndが川島浩で3rdに斎田猛というオーダーで決勝に臨む。このレースでもっとも光ったのが川島浩だった。オープニングラップの1コーナーで藤木をアウトからまくりトップを奪取すると、徐々にペースをアップしてリードを広げていった。
川島の好走を背に2番手争いは藤木を始めとした複数のマシンによって激化。その中にはディフェンディングチャンプ、岩崎浩二の姿もある。しかし、パッシングの難しさに定評のある筑波だけに2番手争いは接戦が続き、そのことも川島に有利な状況をもたらしたようで、川島はさらにリードを広げていった。
最後はジェットを絞ってさらにスピードを追求したという川島は、パーフェクトな内容で勝利をてにするとシリーズランキングも2位でフィニッシュ。なお、新チャンピオンは前年に続いて岩崎浩二が手にした。
■SK4クラス
SK4クラスは、武田光司が3連勝となる勝ち星をゲット。ランキングトップで有終の美を飾った。
次回、SKカップのシリーズ第9戦は11/2の土曜日、静岡県・富士スピードウェイで開催される。なお今回のリザルトはスーパーカート公式ホームページからご確認を。
Pick up PHOTO
▲今季は完全な無双状態に入っているSK1の大王ことYUUKA
▲今回はYUUKAの走りに迫れなかったゼンタ。悔しい2位
▲SK1の3番手争いは3中沢と2保立の同門対決となった
▲素晴らしいスピードを最後までキープして勝利したSK2の川島
▲筑波シリーズのタイトルは岩崎が獲得する
▲SK4は武田が3連勝目となる優勝を決めた
▲SK1表彰式。YUUKAを中心に左が2位のゼンタ、3位は中澤
▲SK2表彰式。優勝が川島、2位は藤木、3位に鋪野
▲SK4表彰式。トップの武田と2位の浅見