SL瑞浪第2戦

▲PPから独走、圧勝の澤部朝男

●KT-Masters　Race1
澤部朝男、独走優勝！　

瑞浪独自クラスとなるKTマスターズ。こちらは予選ヒートがなく、決勝2ヒート制を取っているのが特徴で午前中に行われたレース1は11分＋2周でのレースとなる。

PPを獲得したのは澤部朝男。決勝では好スタートを見せると、序盤からトップをキープしながら周回を重ねていく。やや離れた後方には山口正樹、三田真吾、安達慶真らの2番手争いが演じられるが、これがさらに澤部の逃げを助けることに繋がった。後続のバトルを背に危なげなく逃げ切った澤部が優勝のチェッカーを受けた。

▲8番グリッドからの逆転優勝を飾った澤部朝男

●KT-Masters Race2
最終ラップで澤部が決めた！　

レース2は午前中のレース1と比べるとやや時短となる7分＋2周の勝負だ。上位8位までのグリッドはレース１着順のリバースグリッドとなるためPPは笠井雅進が務める。

スタートでは小原がトップを奪うが、序盤のうちに安達がトップを奪取、さらに山口も追って来た。しかし、このバトルの最中に山口は行き場をなくしてコースアウト。かわってトップの安達に迫っていくのがレース１を制した澤部だった。

レースが終盤に接近していくごとにバトルが白熱、最終ラップのタコツボで勝負をしかけた澤部がついに逆転に成功した。澤部はそのままトップを守りきるとこの日、完全優勝となる連勝を飾った。

▲最終ラップまで続いた接近戦は二階堂将裕が制す

●Gentleman
二階堂将裕が見事な逆転！　

SLと併催されるのがMAXのジェントルマン。年齢に応じてウェイト差があり、さらに年配になるほど重量が軽減される特徴を持つ。

決勝PPは小林幸治、２番手には富田伸章が並んだ。好スタートは小林でそれを二階堂将裕が追う展開に。一方で富田はスピンを喫してリタイアとなってしまった。

終盤、トップに立ったのは二階堂。小林も離れずに追走するのだが、快調なペースを維持する二階堂の走りに隙はなかった。そのまま最後まで小林を抑えきった二階堂がトップチェッカーを受けて優勝を飾った。

▲最終ラップに逆転した羽柴翔が優勝！

▲スタートでトップに立った北野伸孝がそのまま逃げ切り

●MAX Lights
羽柴翔が雪辱の優勝！
マスターズは北野伸孝の勝利！　

16台の参加台数中、6台がマスターズクラスとなる。前大会の結果からウェイトハンディが科せられるが、それをモノともせずに前回2位の羽柴翔が決勝PPを獲得。前回優勝の舟橋弘典が2ndとフロントローに並んできた。

決勝では羽柴が好スタートを見せる一方、アウト側の舟橋はやや出遅れた展開。それでも徐々に追い上げていくと八田宗之と共に3台のトップグループを形成。

舟橋はその集団の先頭に躍り出ると、そのまま最終ラップに突入していく。しかしタコツボで羽柴がインを差して逆転に成功、さらに八田も2番手に上がったところでチェッカーが振られて、羽柴が雪辱の優勝となった。2位は八田、3位に舟橋。

混走のマスターズは、スタートでクラストップに上がった北野伸孝が、そのままトップを守りきって優勝となった。

▲最後は追い上げられながらも逃げ切った岸本尚将

●YZ85
岸本尚将の逆転優勝！　

ヤマハ製モトクロッサーYZ85のエンジンを搭載したミッションカート、YZ85を使用するクラス。西日本のコースを転戦するK1ミッションシリーズの1戦も重なる今クラスには17台がエントリー。

決勝PPは須磨一樹、2ndにベテランの野田卓司が並ぶ。スタートから須磨がトップをキープしながら周回を重ねるが、そこにジリジリと接近してきたのが岸本尚将で終盤に逆転に成功するとトップ交代。さらに2番手には期待の若手レディースドライバー、新谷咲華が浮上してきた。

トップに立った岸本は、新谷の追撃を振り切って勝利。僅差で新谷が2位に飛び込み、3位に須磨が続いた。

▲繰り上がりながらも見事な優勝となったLi Yun Zheng

●Cadet OPEN
Li Yun Zhengがバトルを勝ち抜く！　

中国から参戦した３人を含め、18台がエントリーしたカデットオープン。予選総合トップはその中国からの刺客、Li Yun Zheng（リーインジョン）が獲得、2番手に北村紳がつける。

決勝はリーインジョン、北村にCai Jun Qing（ツァイジンチョン）、Wu Jin Cheng（ウージンチョン）らを加えたトップグループによる混戦が続くが、最後にトップでチェッカーを受けたのはウージンチョン。しかし、スタート時のコリドー違反によってタイムペナルティが科せられると、かわってリーインジョンが優勝、ツァイジンチョンが2位となった。

▲勝負強さも見せた近藤海琉が初優勝

●TIA Junior
近藤海琉が接戦を制す！　

本来ならばTIAジュニアとSSジュニアの２クラス混走で行われるところだが、今回はSSジュニアが不成立となりTIAジュニアのみ6台が出走するレースに。

決勝はQPから火花を散らしていた近藤海琉とディフェンディングチャンピオン梅村悠斗の戦いとなっていく。まずはQP、予選と先行した近藤が、決勝でもレースを引っ張ってみせた。

梅村も時折トップを奪い、両者のバトルは最終ラップまで持ち越されていく。ここで一度はトップを奪ってみせた梅村だが、近藤が意地の逆転からそのままトップチェッカーを受けて嬉しい初優勝！

▲最後の勝負に競り勝った高垣徹也が今季初優勝

Super SS
高垣徹也が土壇場の逆転Win!

スーパーSSには８台が参加。予選をトップ通過したのは２連勝を狙う江崎昭彦で２番手にディフェンディングチャンピオンの高垣徹也が続く。

決勝では序盤のうちに林三貴彦がトップを奪い、江崎、高垣が追う展開に。これが中盤に入る頃には高垣がトップに立つと、林、江崎を従えながら周回を重ねていく。

そして最後にトップに躍り出たのが江崎だったが最終ラップで高垣が逆転に成功したところで勝負あり。目まぐるしい展開を勝ち残った高垣が勝利をつかんだ。

▲繰り上がりながらも優勝を飾った鈴田隼士

SS
大混戦を制した鈴田隼士！　

SL瑞浪のメインクラス、SSには31台が参加。決勝PPは王者の西山魁が獲得。決勝では2連勝を狙う佐藤琉葵、唯一の小学生ドライバー中野貴介、西山らがトップグループを形成し、それぞれがトップを走る場面も。そこへさらに谷飛鳥、鈴田隼士らも加わわると瑞浪ならではの大混戦が始まった。

終盤は西山、佐藤、鈴田のバトルとなっていくが、最終ラップの攻防、最後の最後で前に出たのが佐藤だ。そのままチェッカーを受けて2連勝かと思われたのだが、レース中に車載カメラが脱落していたことで失格。2番手チェッカーの鈴田が初優勝となった。

●KT-Masters Race1（16台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	2	澤部朝男	TACC・HIGUCHI RT
2	31	三田真吾	T.HIRANO
3	27	山口正樹	ベローチェMS
4	1	安達慶真	T.HIRANO
5	6	諏訪健一郎	ティーチャー&サラリーマン@FESTIKA栃木遠征隊
6	47	山下一彦	Gren Blue RT
7	53	小原正三	T.HIRANO
8	14	笠井雅進	ハラダカートクラブ
9	55	島川康一郎	Ash
10	10	小田宗孝	ハラダカートクラブ

●KT-Masters Race2（16台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	2	澤部朝男	TACC・HIGUCHI RT
2	1	安達慶真	T.HIRANO
3	6	諏訪健一郎	ティーチャー&サラリーマン@FESTIKA栃木遠征隊
4	53	小原正三	T.HIRANO
5	47	山下一彦	Gren Blue RT
6	31	三田真吾	T.HIRANO
7	14	笠井雅進	ハラダカートクラブ
8	10	小田宗孝	ハラダカートクラブ
9	38	大井康生	トレンタクワトロ鈴鹿
10	56	米倉隆幸	T.WEST.RS

●Gentleman（17台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	6	二階堂将裕	LUCE Motor Sports
2	58	小林幸治	T.たくみ
3	3	中島靖彦	T.LEFTY
4	33	安達慶真	T.HIRANO
5	19	古川豊久	TEAM AKASAKA
6	5	山田孝夫	AP SPEED
7	57	宮田光治	T.たくみ
8	7	澤部朝男	TACC・HIGUCHI RT
9	99	北尾典之	トレンタクワトロ
10	34	山本尚也	トレンタクワトロ

●MAX Lightsシニアクラス（16台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	1	羽柴　翔	トレンタクワトロ名古屋
2	88	八田宗之	Ash
3	27	舟橋弘典	HIRAI PROJECT with Ash
4	94	石川拓也	トレンタクワトロ名古屋
5	56	康本拓未	T.ぶるーと
6	93	高橋将矢	NEXT-ONE Racing
7	49	北野伸孝	HIRAI PROJECT with Ash
8	51	山川智仁	T.グローバル
9	13	福井淳一	ベローチェMS
10	21	纐纈英和	Ash

●MAX Lightsマスタークラス（16台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	1	羽柴　翔	トレンタクワトロ名古屋
2	88	八田宗之	Ash
3	27	舟橋弘典	HIRAI PROJECT with Ash
4	94	石川拓也	トレンタクワトロ名古屋
5	56	康本拓未	T.ぶるーと
6	93	高橋将矢	NEXT-ONE Racing
7	49	北野伸孝	HIRAI PROJECT with Ash
8	51	山川智仁	T.グローバル
9	13	福井淳一	ベローチェMS
10	21	纐纈英和	Ash

●YZ85（17台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	11	岸本尚将	ぴぃたぁぱん
2	14	新谷咲華	ぴぃたぁぱん
3	31	須磨一樹	T.WEST.RS
4	21	齋藤　望	Ash
5	1	野田卓司	ハラダカートクラブ
6	89	大山　学	T.WEST.RS
7	35	井出七星翔	ぴぃたぁぱん
8	5	兼子直樹	チーム近藤レーシング
9	47	山本新之助	ぴぃたぁぱん
10	93	新谷勇樹	ぴぃたぁぱん

●Cadet OPEN（18台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	9	Li Yun Zheng	RANXING
2	68	Cai Jun Qing	RANXING
3	33	今村昴星	HIGUCHI RT
4	21	川端歩武	ぴぃたぁぱん
5	32	石川大翔	EHRE MOTOR SPORTS
6	78	Wu Jin Cheng	RANXING
7	34	今村颯星	HIGUCHI RT
8	25	北村　紳	KC NAGAHARA
9	66	黒川琥牙	Ash
10	51	朝倉大虎	FORMATION LAP Racing

●TIA Junior（6台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	17	近藤海琉	T-Style with ぶるーと
2	1	梅村悠斗	T-Style with ぶるーと
3	73	福田　隼	T.ぶるーと
4	23	小林蒼空	T.ぶるーと
5	33	成尾啓志	T-Style with ぶるーと
6	11	加藤　徹	T-Style with ぶるーと

●Super SS（8台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	1	高垣徹也	BLUTE withカーズステーション
2	57	江崎昭彦	Ash
3	12	林三貴彦	Ash
4	21	秋山辰男	Ash with JaJa
5	5	渡部洋己	Ash a.k.a.マリリン農園
6	33	渡辺勇太	チーム近藤レーシング
7	30	衛藤秀喜	T.HIRANO

●SS（31台）
Pos.	No.	Driver	Team
1	5	鈴田隼士	Hayamon Racing
2	1	西山　魁	team Farina
3	96	吉井亮仁	PROJECT Y with TL
4	42	谷　飛鳥	NUOVA Kart Racing
5	4	中野貴介	LUCE Motor Sports
6	27	三好天水	ハラダカートクラブ
7	84	石田馳知	SUPER CREW'S with ZEAL WM
8	25	本田　宙	Ash
9	17	丹治海斗	T-Style with ぶるーと
10	32	黒田弥晴	Ash

SL瑞浪シリーズ第2戦