■SK1クラス 　

関東地方の梅雨入り間近となる６月９日、スーパーカートカップ第３戦が開催。SK1ではYUUKA、SK2は岩崎浩二が二連勝を挙げ、猛烈な強さを見せている今シーズン。果たして３戦目で新しいウィナーが誕生するかに注目が集まる。

まず予選。SK1クラスでトップタイムをマークしたのはここまで連勝を続け居ているYUUKAで57秒390をマーク。２番手には保立翔、そして３番手にはゼンタイシイが続き、両者ともにYUUKAと同じく57秒台を刻んできた。

決勝レース。まずPPスタートのYUUKAが順当にホールショットを決める。１コーナーで果敢にアタックを仕掛けたのが保立だ。早い段階でYUUKAの前に立ち、独走状態をに持ち込むことを阻止しようとする戦略だ。しかしYUUKAはこれを上手くいなしてトップをキープすると、オープニングラップから保立、ゼンタを引き離しにかかる。

周回を重ねるごとにリードが広がっていくと最後は独走状態でチェッカー。開幕戦から続く連勝記録を３まで伸ばしてきた。

■SK2クラス

SK1クラスのYUUKAと共に今季、好調を維持しているのがSK2の岩崎浩二で、ここまで負け無しの連勝街道を突き進んでいる。今回も唯一のコンマ４秒台に入る1'00.474をマークして予選トップ。決勝ではその勢いのままにトップで周回を重ねていき、後続を大きく引き離しての勝ち確の展開。

しかし、そんな岩崎を追撃したのが川島浩だった。中盤以降からエンジンがタレてきたこともありペースに鈍りが出てきた岩崎を追いかけると、最終ラップではその背後に迫るまでになっていた。

展開的にも逆転が多いに期待される流れだったが、ストレートでの伸びに勝る岩崎がギリギリで抑え込むことに成功すると、トップでチェッカーを受けて三連勝目をゲット。岩崎、川島はレース後に口を揃えて「あともう１周あったら結果は違っていた」と語るほど、最後は大接戦のレースとなった。

次回、第４戦のレースは１週を開けて６月22日の土曜日に静岡県・富士スピードウェイで開催される。