●FS−125部門
酒井龍太郎、負け知らずの開幕4連勝！
　

開幕の新東京大会では、コンディションに関係なく2勝をマークしたディフェンディングチャンピオンの酒井龍太郎。昨年から全日本FS-125では出場=勝利と土付かずの快進撃を続けている。神戸へは、春にSLレースに出場しSSクラス優勝するなど、今回の参戦へ向けての準備も万端だった。

その酒井がQPでトップタイムをマーク。2番手にはルーキーの高木彪乃介、3番手も同じくルーキーの片岡陽が続いた。

第3戦
予選ヒートでは酒井が好スタートからレースをリードしていく。次第に後続を引き離し独走へと持ち込む酒井は、一度もトップを譲ることなくフィニッシュ。決勝PPを獲得する。2番手、3番手はスタート順通りに高木、片岡が占め決勝へと臨んだ。

迎えた決勝ヒート。予選の独走からも、序盤に酒井を抑え込めるかが鍵となるが、酒井はスタートよく加速するとホールショットを獲得し、トップを盤石なものとする。こうなると、酒井には手がつけられず次第に独走。後方では片岡、高木に小熊孝誠、元田心絆らが加わって2番手争いを展開するが、元田がやや抜け出し2番手をキープする。

トップの酒井は全く危なげなく独走。予選同様にエンジンなどをいたわる余裕も見せ、そのままフィニッシュ。開幕3連勝を飾った。2位に元田が入り、3戦連続での表彰台獲得。3位には、最後に競り勝った小熊が入った。

第4戦
第4戦予選でも、午前中同様にトップを守り通した酒井。PPからスタートした決勝でも、トップを快走する。

この日の酒井のペースは誰もついていけず、次第にリードが広がっていく。その後方では小熊と真子鉄朗の2番手争い、片岡と高木の4番手争いが展開する。特に2番手争いは終盤にかけて順位を入れ替え、どちらが先着するかわからない展開となる。

トップ酒井は、開幕4連勝＆昨年からの連勝を8に伸ばす独走優勝。2位に小熊、3位に真子が入った。

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●FP-3部門
山代諭和、第３戦で優勝！
第４戦は波乱の決着で國岡光貴が2勝目 　

FP-3クラスは地元勢も含め12台が参加。関東からの遠征もあり、その活躍が注目される。

QPでは山代諭和がトップタイムをマーク。FS-125とのWエントリーでこちらが本命クラストもいえる石野弘貴が2番手、3番手に関東から遠征してきた國岡光貴が続く。

第3戦
予選では山代を先頭に石野、三宅右真らがトップ争いを展開するが、終盤にアクシデントもあり、山代が僅差でトップチェッカー。2番手に越路暢哉が続く。

決勝でも山代が先頭をキープ。それを三宅、石野さら追う展開となる。しかし、山代は後続の接近を許さず、トップをキープしたまま周回を重ねるとそのままフィニッシュ。全日本初優勝を飾った。2位に三宅、3位石野といずれも初表彰台のメンバーとなった。

第4戦
第4戦予選でもトップチェッカーは山代。僅差の2番手に石野、やや離れて三宅と続く。決勝では逃げる山代を三宅が捉えトップ争いへと持ち込んでいく。

今度は、幾度か順位を入れ替える両者。接近戦は終盤まで続いていく。最終ラップ、先頭は山代。逆転を狙う三宅が、最後の勝負所最終コーナーでインに飛び込む。しかし、ここで山代を押し出してしまい、山代はスピン。三宅は態勢を立て直し、石野、國岡らと横並びでチェッカーを受ける。

しかし、三宅はプッシング、石野はカウルペナルティがあり、チェッカー順では3番手だった國岡が繰り上がりで2勝目を獲得。2位に藤村太郎、3位に西本達矢となった。

●FS−125部門

▲開幕４連勝を飾り早くもタイトル防衛の声もあがる酒井龍太郎

▲第３戦３位、第４戦では２位表彰台を獲得した小熊孝誠

▲第３戦で３戦連続の表彰台を獲得した元田心絆

▲ドライの練習で好調が伝えられていた真子鉄朗が第４戦で３位獲得

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●FP-3部門

▲SL神戸での優勝をそのまま全日本へと引き継いだ感の山代諭和が初優勝

▲混戦の第４戦は繰り上がりながら國岡光貴が初優勝

▲山代とバトルを繰り広げた三宅右真は第３戦で３位

▲eスポーツとの二刀流で注目の石野弘貴は第３戦で３位に入り初表彰台獲得

▲第４戦で２位表彰台を獲得した藤村太郎は、Wエントリーでこの日150周以上を走った

▲第4戦3位は地元の西本達矢が獲得