Placeholder image

史上最多6度の世界チャンピオンを獲得
Mike Wilson氏が他界 

1980年代にカートレース界に君臨したマイク・ウィルソン氏(1959〜2026)が1月5日朝(現地時間)、他界した。享年66。

イギリスにルーツを持ちイタリアで活躍したウィルソン氏は、1980年のJAPAN KART GP(JKGP)で初の国際タイトルを獲得すると、ビレル、KaliKartなどのワークスドライバーとして、1981年から1983年の3連覇を含み、1985年、1988年・1989年と世界選手権を制し、史上最多となる6度の世界チャンピオンを獲得した。

その間にはJKGPでも1985〜1987年まで3連覇を成し遂げ、こちらも最多となる通算4勝を獲得。ヨーロッパ選手権でも1983〜1984年に連覇を達成するなど、当時は「マイク・ザ・カート」と呼ばれ、まさに80年代のカートレースの中心に立ち続けた選手だった。

6度目の世界タイトルを獲得した翌年に、チャンピオンのまま現役引退を表明し、その後は自身の名前を冠したカートのプロデュースや、後進の育成などに取り組み、フェルナンド・アロンソを育てるなど大きな功績を残した。

カート時代にライバルとして戦い、後年F1ドライバーとして大成したアイルトン・セナが「世界一速いドライバーは誰か?」と問われ「マイク・ウィルソンだ」と答えたというエピソードも語り継がれているほどの存在で、CIKカート殿堂入りも果たしている。

JKGPでの来日も多かったことから日本でも馴染みの深いドライバーとして、本誌の表紙にも長い期間にわたり多く登場した稀有な海外ドライバーだった。

■主な獲得タイトル
【世界選手権(Formula K)】
1981年・1982年・1983年・1985年・1988年・1989年
【ヨーロッパ選手権(Formula K)】
1983年・1984年
【Japan Kart GranPrix】
1980年・1985年・1986年・1987年



Placeholder image
現役引退を伝える本誌1990年072号。ここにある通り後進の育成に務め、自身ブランドのRAKAMAでフェルナンド・アロンソを世界ジュニアチャンピオン(1996年)に育て上げ、近年ではランス・ストロールもカート時代にコーチングした

TOPへ戻る