一般社団法人SLカートスポーツ機構(SLO)は公式サイトにおいて、6月5日付で「SL全国大会及びKT100エンジンの今後について」と題するリリースを発信した。
SLカートレース指定エンジンとなっているヤマハKT100エンジンが2027年末をもって販売を終了、ヤマハがカート事業から撤退することを受け、一部ではSL全国大会やKT100エンジンの将来について懸念している状況が認められるため、それを払拭する目的でのリリースとなる。
今年、50回目の記念大会がスポーツランドSUGO国際西コースで開催されるSL全国大会については、2027年以降も継続開催し、さらなる発展を目指していくとの方針を改めて強調した。
KT100エンジンについても、「少なくとも2030年」まではSLの指定エンジンとして継続採用し、それ以降についても競技人口や供給状況等を踏まえ、継続的な運用を前提に検討している。
また、将来のカート人口拡大施策として、GRカートを活用し新たなSLクラスの導入については、昨年の全国大会時にも発表されたとおりだが、これは既存のSLクラスやKT100エンジンの代替として検討しているものではなく、新たな参加者層の拡大を目的とした取り組みとしている。
エンジン本体の販売は2027年に終了するものの、メーカーとして部品供給は一定期間継続することは、事業撤退発表時にもリリースされている通りで、「エンジン販売終了=使用終了」といったことではないことは、ユーザー側も安心材料として持っていてほしい。
また、今回のリリースからもわかるように、急に別のエンジンに総替えするといったハードランディングは想定していない。ヤマハのカート事業撤退がSLレースの終了に直接結びつくものではなく、もちろん将来的には別エンジンへの代替という時期は来るが、スポーツ&レジャーを謳うSLレースは継続していくということは冷静に受け止めるべきだろう。