住友ゴム工業㈱:ダンロップは、9月4日付の企業リリースにおいて、2027年12月末を持ってカートタイヤ事業から撤退すると発表した。
2022年末にブリヂストン、ヨコハマがカートタイヤから撤退後も事業を継続し、海外はもとより、国内のローカルレースなどでも文字通り足元を支えてきたダンロップもカートから撤退することとなった。
ダンロップは1976年にカートタイヤ供給を開始し、以降50年以上にわたり継続してきた。今回の決断は、数年前から社内では検討されてきたことだといわれる。理由として「中長期的な経営戦略の一環」「経営資源の配分」などが挙げられているが、カートタイヤ独自の構造であるバイアス構造の超扁平タイヤというものが、市販タイヤの技術にほぼ活かされることがない、専用の設備を必要とするといったことも撤退の理由の一つとする声もある。
現在、国内においてはSLカテゴリーを中心に、キッズカートなども含め多くのシェアを持っているダンロップ。この先の1年半で、これらのカテゴリーでは代替タイヤ等を検討することとなる。
なお、この発表を受けSLレースを主宰する一般社団法人SLカートスポーツ機構(SLO)では同日にリリースを発表。「次期タイヤは品質や価格、安定供給等を十分に考慮して上で選定する」とし「選定作業を速やかに進めていく」としている。