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週末は全日本選手権最終戦!
タイトル争いは2クラスとも一騎討ちへ

今週末の9月19〜20日は、モビリティリゾートもてぎ北ショートコースで、全日本カート選手権FS-125/FP-3部門の最終戦が行われる。開催を間近に控え、注目のタイトル争いを見ていこう。

■FS-125部門
織田大和vs中野貴介
僅差のポイントレース


今季、破竹の3連勝で開幕ダッシュを決め、そのままシリーズを引っ張ってきたルーキー、織田大和。最終戦もランキングトップで迎えるが、決して気を許せるポイントリードではない。開幕3連勝の後、優勝から遠ざかっている織田。それでも、着実に表彰台圏内でフィニッシュしていたが、前回のSUGO大会では雨に足元をすくわれたか、今季2度目の表彰台ドロップ。これが思いの外、響いている。

というのも、織田を追走している同じくルーキーで、SUGO大会では2連勝を飾った中野貴介が、これまでの8レース中7レースで表彰台に立っているからだ。この結果、両者の有効ポイント差は僅かに6ポイントとなり、中野も自力タイトルの可能性を持って、この最終戦に臨むこととなったのだ。

両者は、ほぼ互角の条件となっているが、そうなると開催コースでの経験値の違いが鍵を握る。かねてから、もてぎはその独特のコースキャラクターから、地元勢が速く西からの遠征組は苦戦するという傾向がある。まして、織田はもてぎカートレースにもレギュラー参戦しているドライバーで、もてぎでの経験では中野を大きく凌ぐこととなる。この地の利を、織田が活かすことができるのか。

一方の中野も、もてぎで開催されたSL全国大会でも2クラス優勝を飾るなど、もてぎには良いイメージも持っているだろう。

今回は、もてぎでの経験豊富な地元勢のスポット参戦も多く、今季最多の24台がエントリーしている。それだけに、TTでは24台がひしめく中でどう 位置どりしタイムを出していくか。僅かなタイム差でも大きく順位を落とす可能性が高く、TTから目が離せないレースとなるだろう。

■FP-3
橋口輝明が圧倒的優位に立つ
高橋佳音、奇跡の逆転王座なるか!?


混戦のポイントレースとなっているFS-125とは一転、FP-3クラスはタイトル候補こそFS-125と同じく二人で一騎討ち構図にはなっているものの、内実はランキングトップ橋口輝明が圧倒的に有利だ。

これまでの8レースで5勝をマークしている橋口。優勝できなかった3レースでも、2回は2位表彰台と高い順位でフィニッシュ。一度だけ表彰台を外し10位に沈んだレースがあるが、積み重ねてきたポイントは239と圧倒的だ。

橋口がタイトルを決める条件は、有効ポイントで1ポイント上積みすること。これまでのポイント獲得を見てみると、一番獲得ポイントが少ないレースは第7戦の7Pとなっている。これが「消える」ポイントとなるため、今大会で最低でも8P獲得すればいい。これは予選で3位以上になれば達成できる数字だ。また予選をノーポイントで終えても、決勝で8位以上(出走17台)のポイント圏内にいれば、余裕でクリアできる。

では、ランキング2番手からの逆転を狙う高橋佳音の逆転条件とは何かと見ると、高橋自身が2レース連続で予選1位/決勝1位を続け、橋口が大会を通じて7ポイント以下の獲得ポイントに留まること、と非常に厳しい条件となっている。

FS-125でもおさらいしたコースへの習熟度でいうと、これももてぎカートレースシリーズにもレギュラー参戦している橋口が圧倒的に勝っている。高橋としては、自らに課せられたミッションを完遂し、まさに「人事を尽くして天命を待つ」しかない。

ただ、過去にも同じようなポイント状況で逆転が起こったこともあり、まさにレースは最後のチェッカーまでわからないとも言える。

■ジュニア選手権カデット部門

ジュニア選手権ラウンドシリーズ2、ジュニア部門はSUGO大会で粂川輝空斗のチャンピオンが決まったこともあり、今大会は不成立となった。一方、神戸大会以来の成立となったカデット部門は、タイトル決定の一戦となる。

現在のランキングトップは、神戸大会で2連勝を飾っている谷口大和。まずは、この谷口の50Pがターゲットとなる。今回のエントリーは関東勢のみで、神戸からの遠征はない。つまり神戸組はポイントを加算することはできない。一方、今回エントリーしている選手たちも、谷口に並ぶためには2連勝が最低条件だ。そして2連勝で谷口にポイントで並べば、タイトルを獲得することができる。

というのも、「日本カート選手権規定」の『第7条・選手権保持者の認定』には、同一得点の場合の優先順位として
1.有効得点の中で高得点を得た回数の多い順に順位を決定する。
2.上記1の回数も同一の場合、当該部門の最終戦で上位順位を得た者を上位とする。
と決められているからだ。

今大会で2連勝することで、谷口の50Pに並ぶと、上位入賞回数もまったく同じになるため、最終戦優位規定が適用される。

「2連勝すればチャンピオン獲得!」これは、今大会に参加する選手たちのモチベーションを高める事となるだろう。 



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FS−125部門でランキングトップに立つ織田大和。開幕当時の勢いを取り戻し、逃げ切りタイトルなるか!?
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僅差で織田を追うランキング2位の中野貴介。自力タイトルの可能性も残されている(FS-125)
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圧倒的優位の橋口輝明は、有効ポイントを1点加算すればその時点でタイトル決定となる(FP-3)
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高橋佳音は自身が2レースともにフルポイントを獲得することが逆転への絶対条件となる(FP-3)


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