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全日本カート選手権EV部門
ドラフト会議が開催!!

全日本カート選手権EV部門
出場ドライバードラフト会議開催!
カート初のドラフトで、出場選手決定!!

全日本選手権EV部門の開幕を3週間後に控えた5月30日、東京お台場のシティサーキット東京ベイで、今季のEV部門に出場するドライバーを選ぶ、カートレースで初めてとなるドラフト会議が開催された。今季の全日本EV部門は、3年目を迎えて進化を図り、チーム制を導入。国内トップカテゴリーに参戦しているトップチーム、6チームがEVカート参戦へ名乗りを上げた。

チームは1チーム2台体制を必須とし、そのうち1名以上はオーディションから選抜することとされた。ドライバーオーディションは、告知期間が短かかったにも関わらず47名が応募し、一次審査の書類選考で19名に絞り込み、ゴールデンウィークの2日間で10名ずつが実走行&面接といった二次試験を受けた。その19名から、各チームがドライバーを選択するのが、今回のドラフト会議となる。

今季、EV部門に参加する6チームのうち4チームは、各チームに1名ずつ与えられたチーム選択枠を利用してドライバーを決定。これは、EV部門盛り上げのためにも、トップカテゴリーで活躍するプロドライバーを参戦させようという意図からだ。残りの2チームは、2名のドライバーをドラフトで獲得することとし、ドラフトからは合計8名のドライバーが選抜されることとなった。

ドラフトの方法は、プロ野球などと同じで、まずは各チームが選択希望選手を申告。もし指名選手が重複した場合は、抽選で獲得チームが決まることとなる。注目のドラフト会議、最初の選択希望で重複したのは酒井龍太郎と鈴木悠太で、それぞれ2チームから指名を受ける。抽選の結果、酒井はCVSTOS×AGURI EV Kart Racing Team、鈴木悠太はKNC EV Kart Racing Teamが抽選を引き当て、獲得することとなり、抽選に敗れたTOM'S EV Kart Racing Teamは松井沙麗、REALIZE KONDO EV Kart Racing Teamは中井陽斗を「ハズレ1位」で指名。その他は重複することなく一本釣りに成功。さらに、二人目も選ぶ2チームの第2回選択も重複はなく、別表のような今季の参戦ドライバーの顔ぶれとなった。


ドラフトはYouTube生配信。この画面で一喜一憂したドライバーもいただろう

チーム単位での参戦となり、導入されるのではと想定されたチームランキング等の話は、まだ正式にはアナウンスされていないが、もしチームランキングをつけるとすると、やはりCVSTOS×AGURI EV Kart Racing Teamの佐藤蓮&酒井のコンビは非常に強力と言えるだろう。ドライバーに目を移せば、全日本タイトルを3回獲得している佐藤を筆頭に、OK、FS-125と合わせ史上初の同一年での全日本3冠を目指す酒井龍太郎、2022年の全日本EV初回の勝者、小高一斗、オーディションでオーバーオールのベストタイムをマークしたベテラン三村壮太郎、グランツーリスモ王者にしてスーパーGTにも参戦しているイゴール・フラガ、今季のOKでの活躍も注目の中井陽斗、鈴木悠太、そしてウィリアムズ育成ドライバーの松井沙麗をはじめ、全日本優勝経験をもつ奥田もも、KYOJOも参戦している金本きれい、MAXフェスティバル・シニアMAX2位の白石いつもなど、実力派女性ドライバーも顔を揃えた。

まずは6月16日の開幕戦で、どんなレースが展開されるのか。3年目で新局面を迎えたEV部門に期待が高まる。なお、今季のEV初回の部門開催日程は下記の通り。開幕はSUGOだが、以降の3大会はいずれもお台場のCCTBでの開催。このCCTB開催大会では、コースのキャパシティの問題もあり、12台の一斉出走が難しいため、予選は3台×4組で総当り予選、決勝は予選総合6位までが進出するというレース方式を採用予定。また、せっかくの都市型立地を活かし、ナイターでのレース開催なども検討されている。



■全日本カート選手権EV部門開催日程
第1・第2戦:6月15〜16日・スポーツランドSUGO国際西コース
第3戦:7月15日(祝)・シティサーキット東京ベイ(CCTB)
第4戦:9月23日(祝)・CCTB
第5戦:11月24日・CCTB



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