最速・最強を決めるヨーロッパ選手権
最終戦スウェーデン大会で王者が決まる！

3月にスペインのバレンシアで開幕したダイレクトカテゴリー、OK・OKジュニアのヨーロッパ選手権。

かねてから、ワンマッチの世界選手権が「運」の要素が強い一方、シリーズ戦のヨーロッパ選手権では真の実力が試されることとなり、最強／最速ドライバーを決めるのはEuroと言われるほどのシリーズ戦だ。

今季はバレンシアを皮切りに、4月末にフランス、6月中旬にスロバキアで開催され、フランスからは若手育成シリーズのアカデミートロフィーも併催。このアカデミーに、昨年のJAFジュニア選手権カデットチャンピオンの元田心絆がエントリーしていることもあり、日本での注目度も高まった。 そして8月1〜4日に開催される第4戦スウェーデン大会が、シリーズ最終戦となり今季の王者が誕生することとなる。

同じ会場では、7月21日に国際転戦シリーズのChampions of the Future Euro Seriesも開催されており、そこでのデータなども生かされる今大会は、タイトルへ向けた見ごたえのあるレースが期待できるだろう。

今大会にはOKクラスに118名、OKジュニアクラスには124名、アカデミーに51名と62の国と地域から239名のドライバーがエントリー。日本からも、前述のアカデミーへ参戦する元田心絆を筆頭に、OKジュニアへ遠藤新太、小熊孝誠、さらにつかの間の日本滞在を経てヨーロッパへと戻り、Champions of the Future Euro Series、Champions of the Future Academy Programと7月末の連戦を経て、ついにEuroデビューを果たす松井沙麗の4選手がエントリーしている。

注目のタイトル争いは、ポイントこそ離れているように見えるが、今大会では80ポイント以上が獲得できるため、まだまだ予断は許されない。

OKクラスをリードしているのはイギリスのJoe Turney。ここ数年、トップランカーとして活躍しながらも、まだタイトル獲得の経験はない。現在、71ポイントと大きなリードを築いており、初タイトル獲得の大きなチャンスではあるだろう。

OKジュニアクラスでは昨年の同クラス世界チャンピオンでもあるDries Van Langendonckが69ポイントのリードを築いている。Van Langendonckは、FIA国際カートランキングでも2番手に700ポイント近い差をつけトップに立っている。

アカデミーではベルギーのGilles Hermanが12ポイントをリードしている。アカデミーでは、最大で56ポイントが獲得できるため、こちらも予断を許さない。前回は予選でトップチェッカー、決勝でも上位を争った元田はランキングこそ18位だが、シーズン締めくくりとして表彰台、さらには勝利が期待される。

【暫定ランキング】
OK
1 Joe Turney (GBR) 234
2 Gabriel Gomez (ITA) 163
3 Matheus Morgatto (BRA) 160
4 Louis Iglesias (FRA) 138
5 Lewis Wherrell (GBR) 136

OK-Junior
1 Dries van Langendonck (BEL) 259
2 Iacopo Martinese (ITA) 190
3 Roman Kamyab (GBR) 178
4 Christian Costoya (ESP) 143
5 Niklas Schaufler (AUT) 141

Academy Trophy
1 Gilles Herman (BEL) 103
2 Jakub Gasparovic (SVK) 91
3 Wian Boshoff (ZAF) 77
4 Dan Allemann (CHE) 65
5 Martim Barros Meneses (PRT) 63
18 元田心絆（JPN） 18

【暫定タイムスケジュール】
Friday 2nd August
08:00 - 13:20: Free Practice
13:25 - 15:13: Qualifying Practice
15:50 - 19:05: Qualifying Heats

Saturday 3rd August
08:00 - 09:39: Warm-up
09:50 - 18.45: Qualifying Heats

Sunday 4th August
08:30 - 09:55: Warm-up
10:05 - 10:40: Academy Qualifying Heats
10.45 - 12.20: OK and OK-Junior Super Heats
13:55 - 16:35: Finals
※FIA KARTING公式サイト、アプリ等で動画Live配信予定 ※日本との時差は＋7時間
提供：FIA KARTING 　 RGMMC GROUP