中山で完勝！
塩田惣一朗（HRS JAPAN)
■おめでとうございます。まずはレースを振り返ってください。
塩田：どんどん太陽が出てきて、路面も39秒台だったのが、乾いてくるとどこが一番乾いているか探して、ラップタイムもどんどん上がっていって、タイヤのエア圧ともマッチして、自分のなかでベストを尽くせたレースだったと思います。

■目の前のレースでの勝ち負けもあるので、難しい部分ですが、午後の天気は気にならなかったですが？
塩田：気にはなりました。もしこれが晴れだったら全開でいけますけど、もし雨が降ったらと考えると…。タイヤをセービングしながら、どうやって滑らないで走れるかを考えながら走りました。

■中山は、ほぼ今週初体験といった感じでしたが、走ってみてどうでしたか。
塩田：このコースは歴史もあって、第1セクター、第2セクターはみんなタイムが同じなんですけど、第3セクターのスピード感とかで勝ち負けが出てくるとかな、と。HRS JAPANのモットーで「来た、見た、勝った」を成し遂げたことを誇りに思います。

■レインだと濡れ方でもラインが変わってくるし、初めてのレインで不安はありませんでしたか？
塩田：結構ありました。FP3とかを見ていてもスピンが多く、実際に予選でも前がスピンしてしまって、そういうコースなんだな、と。路面も古いですし、他のコースにはないコンディションだったので難しかったです。

■午後の天気次第な部分はありますが、午後に向けて。
塩田：午後も、とにかく頑張るしかないです。
（第6戦を終えて）
■おめでとうございます。今回も後ろが離れたレースでした。
塩田：レース前に代表の服部さんから、「30周あるから10周目まで全集中して2番手に追いつかせる気力をなくさせるくらい離せ」、と言われて出ていったので、序盤にフルプッシュしてそれから体力温存しようと。しっかり目標通りに後ろを離すことができて嬉しいです。

■ラスト5周くらいで、急にストレートで伏せ始めたけど、あれはなにか理由は？
塩田：自分の中で周回遅れを出すっていう目標があって、前が見えてきた瞬間にやる気が出てきて。それまでセーブしてきた体力を全部使ってやろうと。初めて来たコースで、今までで一番内容も良かったレースだたっと思います。

■全日本は終わりましたが、来年に向けては。
塩田：来年はまだ決まってないです。もしフォーミュラをやるならフォーミュラだし、やらないならカートを続ける、といった形になると思います。

■もしカートを続けるとなると、例えばOKクラスにステップアップするとかは考えていますか。
塩田：OKはあまり視野に入れてなくて、瑞浪のMAXで優勝したいです。自分の中では瑞浪が一番レベルが高いし、簡単にが逃げられないコースなので、そこで特訓してしっかりとした強さを見せられるようになりたいです。

FP-3クラスチャンピオン獲得！
寺島知毅（Formula Blue GORLD MOTORSPORTS）
■おめでとうございます。まずは今大会を振り返ってみると。
寺島：練習から調子が良くていけるなとは思っていて、そのまま勝てたので良かったです。

■今日は、午前に雨が降りましたが、それも不安ではなかったですか。
寺島：雨は自信がありました。

■今年、全日本はシリーズチャンピオンを目標に参戦していたと思いますが、目標を達成していかがですか。
寺島：ホッとしました。いろんなプレッシャーもあったので。ヤマハの看板を背負っているとか…。その中でチャンピオンを獲れたのは大きな成長だと思います。

■今年はFormula Blueで活動してみて、いかがでしたか。
寺島：スタッフの方々も色々サポートしてくれたり、加入してよかったと思っています。

■来年以降の希望はありますか。
寺島：4輪に乗りたいです。

EVで全日本初優勝！
イゴール・フラガ（ANEST IWATA EV Kart Racing Team）
■おめでとうございます。スタート勝負でしたね。
イゴール・フラガ：最初から2コーナーの終わりくらいまでには前に出ていないと、このコースでは追い抜くのは厳しいですし、小高選手のペースがすごく良かったので、だいぶ攻めようとは思っていました。

■序盤に1秒半ちょっとまで離れて、その後詰められましたが、その頃の心境はどうでしたか。
イゴール・フラガ：とにかく全力で逃げていました。マシンをいたわるとかそういった感じはなく、最初から最後まで全部出しきりました。

■カートのキャリア自体は、それほど多くないですよね。
イゴール・フラガ：ぼくは日本で生まれて、キッズカート、ミニロックと上がって2008年にリーマンショックがあったときにやめているんです。ですので、カデットくらいの大きさのシャシーしか経験してなくて、大きなカートでの大会出場はこのシリーズが初めてですね。

■カートの全日本選手権、トップドライバーがいる中で彼らを打ち負かした感想は？
イゴール・フラガ：EVで車重もだいぶ違うし、乗り方も違っているんですけど、個人的には4輪的なところもあって、SUGOはもう一つでしたが、このコースにきて調子が上がってきた感じでした。

■今回の優勝でチームもいい雰囲気だと思いますが、次回最終戦へ向けては。
イゴール・フラガ：また優勝したいです（笑）

■今までシリーズ通していい結果を残していますが、タイトル争いに関しては。
イゴール・フラガ：チャンピオンシップ自体は深く考えていなくて、とりあえずレースごとにいい成績を収めるように考えているので、最終戦も良い結果で終われたらと思っています。