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全日本選手権最終局面
王座を射止めるのは誰か!?


今週末の10月13日、鈴鹿サーキット南コースでAUTOBACS GPR KARTING SERIES(全日本/ジュニア/Rok)が最終戦を迎える。

名実ともに、国内No.1を決めるシリーズとなったOK部門、次世代の才能がきらめくジュニア選手権ラウンドシリーズ1、そしてプロドライバーも参戦するRokとそれぞれに魅力的なクラスで、今季のチャンピオンが誕生する。

各クラスのタイトル争いの現況は。最終戦ポイントによるそれぞれの可能性は!?

OK部門
最多9人にタイトルの可能性が!
酒井涼が一歩リードか!?


最高峰のOKクラスは、これまでの8戦で6人の勝者が誕生するなど、全体にポイントが割れたこともあり、近年にない混戦となっている。

最終戦でタイトル獲得への挑戦権を持っているのは、ランキングトップの酒井涼を筆頭に、皆木駿輔、酒井仁、三村壮太郎、酒井龍太郎、武藤雅奈、吉田馨、佐藤佑月樹、岡澤圭吾とランキング9位までの9人だ。この内、自力でのタイトル獲得となると、酒井涼のみが可能性を持っている。酒井涼は、1−2位以上の結果を残せば、他のドライバーの順位に関係なく戴冠。初の全日本タイトル獲得となる。

しかし、自力での条件が厳しいことからも分かる通り、他のドライバーにもまだまだチャンスの芽は残っている。特に、ランキング4位の三村までは、ほぼ互角の条件でのポイント争いとなっているのが現状だ。

このタイトル争いをさらに面白くしそうなのが、最終戦に登場するスポット参戦ドライバー。特に、昨年のチャンピオン鈴木斗輝哉の存在は大きな鍵となりそうだ。第3戦で優勝した佐藤蓮同様に、上位争いに顔を出してくるととは確実と考えられ、鈴木がどの順位を占めるかによって、タイトル争いの流れも大きく変わっていくことだろう。

さらに、2年ぶりの全日本参戦ながらGPRテストでは毎回DL開発ドライバーとして参加している朝日ターボや、4度の全日本チャンピオンの経験を持つ佐々木大樹といったスポット勢が上位陣に割って入ることで、タイトルの行方を占う天秤は大きく揺れることだろう。

ジュニア部門
前田蒼介がリードも
横山輝翔も自力逆転可能


ジュニア部門でタイトル争いに残っているのはランキングトップの前田蒼介から澤田龍征、坂野太絃、横山輝翔、中西凜音、関口瞬、楠本心真までの7人。この中で、最も優位に立っているのが前田だ。

有効ポイントが50%(10戦中5戦)ということもあり、すでに2勝&2位2回を記録している前田は、タイトルに王手をかけている状態。今大会で1勝すると、その時点でタイトル獲得となる。

これに待ったをかける可能性では、ランキング4位の横山が自力での逆転を可能としている。これは、やはり2勝を挙げていることが大きく、今大会の2レースで優勝すると4勝をマークすることとなり、ポイントでも前田を上回ることとなる。シンプルに2レース勝てばいいのだ。

澤田、坂野は1勝はしないとなかなか可能性を見いだせない状況となっている。シーズン後半に入り調子を上げてきている選手も多く、タイトル争いからは脱落していても、優勝を狙ってくる選手は多くいるため、レースの展開次第では下位からの逆転劇もあり得るだろう。

カデット部門
藤原迪永vs林樹生の実質一騎討ちか!?
新橋武の大逆転はあるか!?


カデット部門では、藤原迪永と林樹生の二人が、頭一つ抜け出し、ほぼ一騎討ちでのタイトル争いとなっている。ともに1−1位を獲れば自力でのタイトル獲得となり、その点ではシンプルな図式だ。

ただ、もう一人新橋武も自力での可能性を残している。新橋は1−1位で終えると120ポイントまで伸ばすことができ、上位二人のポイントを上回ることができるのだ。夏の鈴鹿では2連勝を記録しているだけに、今回大逆転なるかに注目だ。

Shifter
松下信治に鈴木悠太が挑む!!


今回、鈴鹿Rokに参戦していたドライバーが数多くスポット参戦してくるRokクラス。タイトル争いは松下信治と鈴木悠太の一騎討ち。プロドライバーが勝つか、新進気鋭の若手が壁を超えるか。ともに1−1位を獲得すれば自力でのタイトル獲得。

ポイント的には、やや松下が有利な状況だが、その差は決して大きくはない。特に、今回は多くのスポット勢が上位争いに加わることが予想されるため、松下や鈴木もそう簡単なレースとはならないだろう。

本誌集計で作成した最終戦ポイントチャートはこちら。
最終戦観戦のおともにお役立てください。
OK
Junior
Cadets
Shifter




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