半ば『義務付けられた』タイトル獲得を完遂
自身初の全日本タイトル獲得!!
小高一斗(REALIZE KONDO EV Kart Racing Team)
3年目の全日本選手権EV部門チャンピオンに輝いた小高一斗。今季導入されたチーム制のもと、ドラフトではなくチーム指名のプロドライバーとして参戦する以上、タイトル獲得は至上命題とも言えるミッションだった。優勝こそ記録できなかったものの、参戦4レース全てで2位に入る安定感も見せ、周囲の期待通りにタイトルを獲得。レース直後の言葉をきいてみよう。
■おめでとうございます。まずは今日のレースを振り返って。
小高:今日のレースは、公式練習から通して調子は良く、TT、予選も良かったです。で、いつも決勝でごちゃごちゃなって僕は後ろに行くんですけど、その感じがずっとしていて、でも3位になればチャンピオンなのでそこは冷静にいきながら。決勝スタートして、ごちゃごちゃしたときに、一瞬怪しい感じがあったんですけど、でも勝たなくてもいいという自分の中で安心できるポイントがあったので、焦らずポジションキープしていました。三村選手のペースがあまり良くなかったので、一つポジションが上がったかなと思います。
■今季はEV部門に戻ってきて、1大会は欠場しましたが、ずっといい位置をキープしてきました。チャンピオンを獲れたことは、どう受け止めていますか。
小高:年間通して、みんながチャンピオンを目指している中、しっかりと獲得することはそんなに簡単なことではないのです。常にペースがあったことが大きいですけど、自分としても初めての全日本チャンピオンで、近藤監督から頂いた仕事をしっかりとこなせて良かったです。
■EVではプロドライバーもいれば、小高選手よりさらに若い、10代なかばのこれから羽ばたいていく選手もいます。彼らと一緒に走って、なにか、感じることはありましたか。
小高:正直、もうちょっと…。僕もカートを卒業して10年以上たっているので、もう少し現役の子が僕たちを倒す感じで来てほしかったなぁ、 とは正直なところありますね。
■全日本選手権チャンピオンという称号を得ましたが、これが来年以降にどう活かされていくのでしょうか。
小高:あまり4輪には関係ないとは思うのですが(笑)、自分の任された仕事をしっかりこなせたのが良かったな、と。チャンピオン獲れてよかったです。