初開催の新潟シリーズも決着！
小林留魁が逆転王者へ!!

前日は風雨に見舞われた荒天だったものの、レース当日は澄み渡った青空が広がる秋晴れが広がり、初代チャンピオンをかけた戦いが繰り広げられた。

この大会をランキングトップで迎えたのは、開幕ラウンドで1勝を飾っていた泉田茂和。今回はスーパーSSとのダブルエントリーもしているベテランだ。ランキング2番手と3番手が欠場となり、泉田がかなり有利な立場で最終戦に臨むこととなる。ただし、全4戦がフルにカウントされることとなるため、実は出場全選手にタイトル獲得の可能性がある状況ではあった。

注目の第3戦。決勝はPPスタートの齋藤瑠哉と2番手スタートの小林留魁の一騎打ち。やや離れた泉田が3番手を走行する。トップ争いは、齋藤が僅差で逃げ切りチェッカー。キャリア初の優勝を飾った。2位に小林、3位泉田が入り、この時点で泉田のポイントは67、対して小林が44となりタイトル争いはこの二人に絞られた。 と言っても、次の第4せんで泉田が3以上でポイントを加算すれば、自動炊きに泉田のチャンピオンが決まることとなる。


迎えた第4戦。ローリングで遅れた齋藤が最後尾スタートとなるも、序盤にジャンプアップを果たして小林もかわしトップに浮上、そのままリードを広げていく。

優勝しなければ逆転の可能性のない小林は、齋藤を追走。その後方では泉田と青木諒らの3番手争いが展開され、小林、坂田の順位の変動ごとにタイトルの行方も変わっていく。

終盤、齋藤に追いついた小林が仕掛けトップを奪い返す。齋藤も仕掛けるが小林がトップを堅守。こうなると泉田が3位以内に入れるかがカギとなるが、泉田は3番手争いのドッグファイトで最後まで予断を許さない。

真っ先にチェッカーを受けたのは小林、それから約10秒後、3番手でチェッカーを受けたのは青木、泉田は4位に終わりノーポイント。これで23ポイント差をひっくり返した小林が、大逆転で初代チャンピオンを獲得した。