TOKAIDENSO第19回キッズカートレース全国大会

■開催日:8月3〜4日 ■開催地:レインボースポーツカートコース(三重県) ■天候:晴れ Photo&Report:本誌・藤原浩
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キッズカート夏の決戦!
今年も盛況に開催!!   

キッズカーターたちの大きな目標となっているキッズカート全国大会。19回目を迎える今回は、自動車関連の部品メーカーでもあるTOKAIDENSOをタイトルスポンサーに迎え、8月3〜4日にレインボースポーツカートコースで開催された。

今年の開催クラスは2stエンジンのデリバリー制を導入しているスーパーキッズクラスと、ヤマハカデットオープンの2クラス。さらに、併催としてK1ミッションシリーズも行われ、キッズたちに迫力の走りを披露していた。

レースウィークは、これぞ夏の盛りというほどの猛暑! 土日ともに非常に暑い一日となり、パドックでは大型のビニールプールが大活躍。日曜日の決勝後には、多くの子供達がプールで火照った身体をクールダウンしていた。

今回のスーパーキッズクラスには、海外エントリーも含め29台が参加。昨年から大幅に参加台数を増やした。カデットクラスには7台、K1には9台がエントリーした。


レースレポート

Super Kids
逆転で遠藤曉が優勝!
今季のキッズ日本一へ!!


スーパーキッズのレースフォーマットは国際レース方式。タイムトライアルの結果で3グループに分け、予選は総当たり。予選総合の上位24位までがプレファイナル、ファイナルへと進出し、25位以下はディヴィジョン2に出場することとなる。

タイムトライアルでは中井インターサーキットの岩水聖七がトップタイム。2番手には、昨年僅差で敗れ表彰式でも顔をあげられないほど悔しかった石田櫂が2番手となる。 一人あたり2ヒート出走となる予選ヒートでは岩水が総合トップ。2番手に同じく中井インターの水垣怜偉、3位に地元のHIGUCHI RT丹羽舜也がつける。

決勝では水垣、丹羽らに加え、およそ10台ほどがトップグループを形成すると、随所で順位を入れ替えていく。その中、順位を上げてきたのは遠藤曉。終盤に水垣をかわしトップに出ると、最後まで水垣と激しいバトルを繰り広げる。 最終ラップ、一車身半ほどのリードをとった遠藤は、追いすがる水垣を振り切りトップチェッカー。今年のキッズ日本一を獲得した。2位に水垣、3位丹羽と続いた。

5台での戦いとなったDiv.2では、最後尾スタートから好ダッシュでオープニングラップにトップ争いに加わった劉柄辰が1周目に接触ストップ。しかし再スタートすると驚異的なペースで追い上げ、ついにはトップに追いつくと逆転。劇的な優勝を飾った。

 
YAMAHA Cadets Open
高橋司が独走で完全優勝!
ヒグチRTが上位独占!!


7台が参加したカデットオープン。こちらはタイムトライアル→予選1ヒート→決勝と通常のレースフォーマット。タイムトライアルでは、地元の高橋司がトップタイム。2番手に松岡親哉、3番手水口壱晴と続く。このトップ3はそのままの順位で予選もフィニッシュ。決勝では高橋が集団から抜け出し独走。後方で松岡と水口の2番手争いが続く展開となる。

終盤に入っても高橋のペースは安定し、独走のままフィニッシュし優勝。2番手争いは松岡が制し2位、3位に水口となった。 

K1 MISSION
山本新之助、完全優勝!
GT世界チャンピオンの宮園拓真が2位!


K1ミッションのYZ85には9台がエントリー。グランツーリスモ世界チャンピオンの宮園拓真も参戦する。

タイムトライアルは山本新之助がトップタイム。2番手にはレディスドライバーの新谷咲華が続く。予選も山本が独走でトップフィニッシュ、2番手に新谷が続き、決勝フロントローに並ぶこととなった。

決勝、ウォームアップからグリッドに並ぶところで、新谷がクラッチワイヤーが切れたか、クラッチ操作ができずピットスタートへ。レースは、PPの山本が快調に周回を重ね独走すると、そのままチェッカーを受け優勝。2位に宮園、3位に石山博之が続いた。

なお、イベント全体の詳報については、ジャパンカート本誌No.476号(2024年9月発行予定)でも紹介するのでお楽しみに!!

Pick up PHOTO
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▲スーパーキッズ優勝は遠藤曉

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▲カデットを制した高橋司

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▲K1は山本新之助が他を寄せ付けず圧勝

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▲スーパーキッズDiv.2では劉柄辰が大逆転優勝!

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▲スーパーキッズ石田櫂が太田格之進賞を受賞。9月1日のSGT鈴鹿のパドックやグリッドへペアで招待

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▲キッズカート全国大会の朝といえば、参加者全員でのラジオ体操

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▲スーパーキッズ、決勝がスタート!!

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▲スーパーキッズ決勝前、グリッドに置かれたトロフィーに子どもたちが目を輝かせる


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●Super Kids(29台)
Pos. No. Driver Team
1 57 遠藤 曉 中井インターサーキット
2 43 水垣 怜偉 中井インターサーキット
3 20 丹羽 舜也 HIGUCHI RT
4 39 原口 桜弥 中井インターサーキットwithガレージC
5 5 中島 史裕 Racing Team YRHKS
6 78 宮良 凰玄 中井インターサーキット
7 81 岩水 聖七 中井インターサーキット
8 50 中西 瑠偉 ぴぃたぁぱん
9 13 石田 櫂 中井インターサーキット
10 70 Liang Hugo 中井インターサーキット

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●Cadets Open(7台)
Pos. No. Driver Team
1 76 高橋 司 HIGUCHI RT
2 77 松岡 親哉 HIGUCHI RT
3 12 水口 壱晴 HIGUCHI RT
4 20 丹羽 舜也 HIGUCHI RT
5 33 西村ルカス Reon Racing Team
6 51 菅 純輔 中井インターサーキットwith ガレージC
7 16 箕浦 公紀 ASH

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●K1(9台)
Pos. No. Driver Team
1 47 山本 新之助 ぴぃたぁぱん
2 8 宮園 拓真 ぴぃたぁぱん
3 81 石山 博之 たくみファクトリー
4 42 藤城 隼人 ぴぃたぁぱん
5 55 松本 浩史 たくみファクトリー
6 25 溝手 亮治 四国アイランド
7 11 三宅 陽大 ぴぃたぁぱん
8 14 新谷 咲華 ぴぃたぁぱん
9 56 岸本 尚将 ぴぃたぁぱん

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●Super Kids Div.2
Pos. No. Driver Team
1 93 劉 柄辰 HIGUCHI RT
2 63 江面 穂明 TEAM みのすば by REON
3 23 増田 光 中井インターサーキット
4 22 新谷綾耶音 ぴぃたぁぱん
5 54 浅田煌太郎 ケープロジェクトHRT


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