●MINI MAX 　

アメリカからPorter Jaxonが参戦したMINI MAX。

予選ではTTで出遅れていた新橋武がトップチェッカー。2番手にPorter Jaxonがつける。

決勝ではその両者が2コーナーで接触し、新橋は最後尾まで順位を落とす。トップ争いは日本代表の林樹生、飯田一仁、柴崎尊らにPorter Jaxonが加わり激戦。

終盤には林、Porter Jaxon、飯田の3台が抜け出しバトルとなる。

最後は林が一歩抜け出しチェッカー。2位には最終コーナーでインに飛び込んだPorter Jaxonが入った。

▲終盤、2番手争いを尻目に抜け出した林樹生が優勝

▲アメリカから参加したPorter Jaxonは最後に競り勝ち2位獲得

●Junior MAX　

17台が参加したジュニアマックス。PPスタートの手塚大雅が序盤からリードを広げていく。

後方では坂野太絃、楠本心真らがバトルを展開するが、そこを抜け出してきたのがMAXチャンプ日本代表の澤田龍征。

2番手争いに決着をつけると、今度はトップの手塚を追い差を詰めていく。

しかし、手塚も粘りトップをキープすると、そのままチェッカーまで逃げ切り優勝。2位澤田、3位坂野となった。

▲チャンピオン澤田の追撃を振り切り優勝した手塚大雅

●Senior MAX　

33台が出場したシニアマックスへはアメリカからDowker Griffinが参戦。

やや苦戦し最後はトラブルによりリタイアとなる。

レースは、すでにチャンピオンを決しているクインティン・ルゥが今回も好調で序盤からリードを広げる展開。そのまま最後まで逃げ切って優勝を飾った。 

▲今回も強かったクインティン・ルゥが優勝

▲アメリカから参加したDowker Griffin。初コースに苦戦し最後はリタイア

●YAMAHA SS　

52台が参加したSSクラス。タイムトライアルでは高木彪乃介、最年少中野貴介が組別トップタイムなど若手の活躍が際立つ。

予選をトップ通過した高木は、決勝でもスタートを決めると快調に周回を重ねリードを広げていく。そのまま逃げ切った高木が鈴鹿選手権初優勝。2位に松本宗悟、3位に久富圭が入った。

▲際オープニングラップから突き放した高木彪乃介が鈴鹿初優勝

●YAMAHA SUPER SS 　

40台参加のスーパーSS。決勝ではゼッケン1坂裕之、前回優勝の石川京侍、蒲生尚弥がトップ争いを繰り広げる。

幾度も順位を入れ替える3台。終盤にトップに立ったのは坂。その後方で石川と蒲生がバトルとなり、やや抜け出すと石川、蒲生と連ねてチェッカー。

坂がタイトル争いの反攻を告げる優勝となった。

2位の石川はカウルペナルティで降格。2位蒲生、3位山崎学、4位近藤翼とのりものクラブが上位4位までを独占した。

▲最終ラップまで続いた激戦を制した坂裕之

●FS-125/X30・EVA R NEXTCUP 　

EVA RネクストカップとのWタイトルが掛けられたFS-125。

タイムトライアルトップの酒井龍太郎が、スポット参戦の小熊孝誠との一騎討ちとなった予選も制する。ネクストカップでは予選も決勝扱いのため、ネクストカップとしては酒井が3連勝を飾ったこととなる。
それでも、正真正銘の優勝が欲しい酒井。ところが決勝では小熊が好ダッシュを見せレースをリードしていく。一時は3番手までドロップしていた酒井だったが、順位を挽回すると小熊もかわしトップに返り咲く。

すると、今度は開幕戦以来の勝利を目指す松井海翔が酒井に接近。しかし、酒井も毎ラップベストを更新するようにプッシュし逃げを図ると、そのまま逃げ切り優勝。

地方選手権鈴鹿シリーズでの初優勝、そしてネクストカップでは4戦4勝をマークした。

▲酒井龍太郎が地方選手権鈴鹿初優勝

●ROK-SHIFTER 　

ROKインターナショナルファイナルへの日本代表選考レースとなるROK CUP JAPANとしては今回が最終戦となるROK-SHIFTER。

TTトップタイムを獲得した井出七星翔が、その勢いのまま予選も制し、今年春のデビュー以来3戦連続で決勝PPを獲得する。

決勝でも井出がスタートを決めるが、その背後に接近してきたのが4連勝を狙う東拓志。井出の背後にピッタリとつけるが、抜くチャンスが訪れないままイーブンペースへ。その後は井出が突き放すスパートを見せ、そのままチェッカー。嬉しい初優勝を飾った。

35歳以上のマスタークラスでは、岡本孝之が最終ラップまで総合3位の座を争い優勝。井出とともに日本代表を獲得した。

▲念願の初優勝を飾った井出七星翔

▲マスタークラス岡本孝之は総合の表彰台も見えただけに悔しい優勝