2024ROTAX MAX FESTIVAL in FESTIKA MIZUNAMI

■開催日:8月31日〜9月1日 ■開催地:フェスティカサーキット瑞浪 ■天候:8月31日・雨/9月1日・晴れ Photo&Report:藤原浩(本誌)
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RMC最大イベント、フェスイティバル開催!
グランドファイナルへ挑む日本代表も決定!! 

ROTAX MAX CHALLENGE(RMC)シリーズ最大のイベントであるMAX FESTIVALが8月31日〜9月1日にRMC)の聖地、フェスティカサーキット瑞浪で開催された。

全国で開催されているRMCシリーズを戦ってきたドライバーが、地元シリーズで積み上げてきたポイントを持ち寄り、日本一を決するフェスティバル。今年は、世界大会となるグランドファイナルが10月中旬に開催と時期が早まったため、国内シリーズもそれに合わせてスケジュールが前倒しされ、8月末での開催となった。

レースウィークに選手や関係者をヤキモキさせたのは、西からやってくる台風10号の存在。当初は、レースウィークの半ばには中部地方を通過していく予定だったが、台風は遅々として進まず、そのため、一旦は大会スケジュールの大幅な変更も検討、発表された。その後も台風のスピードは上がらず迷走し、大会側も柔軟にスケジュールを組み直していった。

実際に土曜日から大会スケジュールがスタートしたのだが、土曜日は時間が経つにつれ大荒れの天候となり、各クラスのTT、ジュニア、マスターズの予選1ヒートを終えたところで長時間の中断となる。 その間に、雨雲レーダーによるその後の天候の見通し、タイムスケジュールの組み直しなどが進められ、エントラント代表も交えた協議により、土曜日のスケジュールは中断時点までで打ち切りとなり、残りの予選と決勝は日曜日にまとめて行われることとなった。

そのため、マイクロとミニに関しては予選は1ヒートのみ、シニアはプレファイナルの実施が見送られることなった。

そうした紆余曲折はあったものの、日曜日は好天に恵まれたこともあり、レースは順調に消化され、各クラス見ごたえのあるバトルが繰り広げられた。 各クラスでフェスティバルの順位はもちろん、年間のシリーズ順位も確定。それに従い、グランドファイナルに派遣される日本代表選手も決定した。

注目の日本代表は、シニアがQuinten Luと小島風太、マスターズが山崎学、ジュニアはチャンピオンの澤田龍征が同日に行われるFIAモータースポーツゲームスへの出場が決まっているため、ランキング2位の元田心絆と手塚大雅、アジア枠から関口瞬、ミニはHan John、藤原迪永、林樹生、マイクロは芝崎壱飛が獲得した。

MAXフェスティバル、来年の会場はモビリティリゾートもてぎ北ショートコースと発表され、開催時期は9月頃を予定しているという。もてぎでのフェスティバル開催は、2011年以来14年ぶりとなる。



Pick up PHOTO
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▲日の丸を手に記念撮影に応じる日本代表。イタリアSARNOでも日の丸を掲げてきてほしい

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▲今大会にも海外から多くの選手が参戦。台風接近でエントリー取り消しも柔軟に対応した

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▲今回、サプライズ賞典として用意されたのが「KYOJO CUP賞」。KYOJOのテストに招待参加できるもので、KYOJO CUP参戦へのチャンスとも言える賞を獲得したのは、シニア17位に入った白石いつも。KYOJO CUPを主宰する関谷正徳氏も全レースを観戦。表彰式ではプレゼンテーターも務めた

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▲先のSL瑞浪でテスト導入されたタイヤのバーコード管理が、本格導入。ソフトも改良され、さらに利便性を高めている

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▲土曜日の荒天を受け、エントラント代表らも交え日曜日のスケジュールを検討。ほぼフルスペックに近い大会とした

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▲MAX FESTIVALのお昼休みといえば、恒例のじゃんけん大会。エンジンを掛けた戦いに勝ち残ったのは、ジュニアクラスの小島聖来

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▲マイクロクラス、最後のストレートで逆転した刈米敦哉が劇的な優勝

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▲ミニクラスはHan Johnが強さを見せ、優勝

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▲マスターズでは、山崎学が優勝&チャンピオンを獲得

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▲ジュニアはアメリカ帰りの澤田龍征が激闘を制し優勝

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▲メインのシニアは、最終ラップ最終セクションの攻防を制した酒井仁が優勝


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●Micro MAX(18台)
Pos. No. Driver Team
1 8 刈米敦哉 ONE POINT
2 10 井ノ瀬由茂 ハルナカートクラブ
3 7 京竹玖龍 AP SPEED with SOVLA
4 9 細川瑛斗 SD-STYLE
5 6 古賀瑛輝 MAC SYSTEMS/BLUTE
6 3 中村柊稀 SD-STYLE
7 1 鶴貝拓海 SD-STYLE
8 5 栗林怜央 39Racing
9 2 芝崎壱飛 WITH Racing Club+グローバル
10 14 黒川琥牙 Ash

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●Mini MAX(26台)
Pos. No. Driver Team
1 2 Han John KP BUZZ
2 14 Han Yu Chen Xin Gnag Racing
3 1 藤原迪永 SD-STYLE
4 5 新橋 武 DragoCorse RMC Racing Team
5 3 林 樹生 AP SPEED with SOVLA
6 6 島津舞央 ERS with SACCESS
7 28 種田隆威 TEAM EMATY
8 29 Yoon Issac LUCE MOTORSPORTS
9 8 柴崎 尊 HRS JAPAN
10 21 Shuo Ting Chang AP SPEED with SOVLA

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●MAX Masters(45台)
Pos. No. Driver Team
1 4 山崎 学 トレンタクワトロ鈴鹿
2 17 岡本旬司 MECANIKO with HEROes
3 5 木村一眞 KAKIE Racing
4 3 山本 司 LAM Racing
5 51 Luce Joshua Armstrong AP SPEED with SOVLA
6 20 小田晋一郎 トレンタクワトロ九州
7 26 杉山健吾 T.グローバル
8 2 箭内優樹 GOLD MOTORSPORTS
9 28 長田和巳 T.HIRANO
10 1 色川隆寿 TECORSA&ランドクリエイト

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●Junior MAX(35台)
Pos. No. Driver Team
1 1 澤田龍征 PONOS HIROTEX RACING
2 36 前田蒼介 Team REGOLITH
3 4 元田心絆 AP SPEED with SOVLA
4 3 徳岡大凱 KM Tech
5 6 関口 瞬 GOLD MOTORSPORTS
6 2 手塚大雅 DragoCorse RMC Racing Team
7 8 楠本心真 ERS with SACCESS
8 22 白石 庵 HRS JAPAN
9 16 Tang Zixuan Xin Gnag Racing
10 5 坂野太絃 KP BUZZ

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●Senior MAX(52台)
Pos. No. Driver Team
1 30 酒井 仁 TEAM EMATY
2 55 落合蓮音 Ash with Hojust
3 1 Quinten Lu TEAM EMATY&ROT
4 13 光山勇正 DragoCorse RMC Racing Team
5 28 一宮總太朗 KAKIE Racing Team
6 2 小島風太 WAIBLINGEN
7 22 井上隆太 LAM Racing
8 16 土志田洸彰 DragoCorse RMC Racing Team
9 17 塩田惣一朗 HRS JAPAN
10 44 奈良原瑞大 トレンタクワトロ名古屋


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