ジュニア部門
澤田龍征＆森谷永翔が優勝！
チャンピオンは前田蒼介!!

ジュニアクラスでタイトルの可能性を持っているのは7人。この内、トップの前田蒼介はどちらか1レースで優勝すればタイトル決定。またランキング4位の横山輝翔も。勝ち星が多いことが効果を発揮し、自力でのタイトル獲得が可能な状況だ。

第9戦決勝
タイムトライアルでは中西凜音が僅差でトップタイムを獲得し、逆転タイトルに向け好発進を見せる。2番手にはFIAスポーツゲームス出場も控える澤田龍征、3番手に坂野太絃とランキング上位勢が続いたのに対し、ランキングトップの前田はまさかの10番手となりタイトル獲得へ黄信号が灯る。

決勝では中西が好スタートからトップをキープし、澤田、坂野と続いていく。序盤から積極的な仕掛けを見せる上位陣は、トップを入れ替えながら周回を重ねていく。トップ3台からやや離れて横山、中野貴介、関口瞬、前田と続き、前田はなかなか上位に進出できない。

トップグループはレース中盤に入ってもアグレッシブに順位を入れ替える。そのなか終盤に主導権を握ったのが澤田。11周目にトップに出ると、坂野、中西を従えながら周回。最終ラップの25Rで中西が坂野をかわし2番手に上がる間に若干のリードを得ると、そのまま逃げ切り、今季2勝目をなるチェッカーを受けた。2位に中西、3位坂野、横山はコリドー違反でタイムペナルティがあり10位へ降格。前田が4位に入った。

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第10戦決勝
第9戦の結果により、タイトル争いは前田と澤田の二人に絞られる。ともに112ポイントとしたが、有効5戦では上積み幅も少なく、前田は3位以上、澤田は2位以上に上がらなければポイントの加算はない。

スターティンググリッドは前田がPP。森谷永翔が2番手に並び、澤田は4番手スタートとなった。

スタートよく飛び出したのは森谷。今季、一般シャシーに乗り換え苦戦をしてきた森谷が、ようやく本来の力を取り戻したか、後続を従えながらトップで周回を重ねていく。1周目は2番手につけていた前田だったが、澤田に逆転されると、その後は順位を下げてしまう。さらに澤田には横山が襲いかかり2番手を奪う。中盤には中西も澤田に先行し、澤田は4番手までドロップする。

先頭の森谷は横山と一定の距離を保ちながら周回を重ね、そのまま逃げ切ってチェッカー。最終戦でジュニア初優勝を飾った。2位に横山、3位に最終ラップに中西をかわした澤田が入り、前田は6位に終わる。

これで両者は同ポイントで並んだが、2位2回を記録していた前田が、この2位の回数で澤田を上回りチャンピオンを獲得した。