SODI JAPAN CUP全国大会2024in ISHINO CIRCUIT
SPRINT RACE

■開催日:10月20日 ■開催地:石野サーキット ■天候:晴れ Photo&Report:藤原浩(本誌)
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レースレポート
全国から強豪63人が集結!
日本一はKENGO OZAWA!!

耐久の翌日に行われたのが、スプリント部門。このスプリントには16コースから63名のドライバーが集まった。天候も回復し、朝の練習走行からドライコンディションでレースは進行した。

スプリントレースのレース方式は、まず受付時に3グループに配分。最初に行われるのがレース1で、グループごとのタイムトライアルから総合順位をつけ、その上位21名がレース1スーパーファイナル、次の21名がファイナル2、さらに次の21名がファイナル3を走る。これをレース1、レース2と同じ方式で繰り返し、その総合ポイントにより、日本一を決めるJAPAN CUPファイナルのスーパーファイナル、ファイナル2、ファイナル3へと分けられるというもの。日本一は最後のスーパーファイナルで決することとなる。

カートは、ヒートごとに変更されるため、自分がどのカートに乗るかを選ぶことはできない。このあたりは、運も必要とされるところだ。

午前中はレース1、午後一番でレース2の決勝が行われ、いよいよ最後のスーパーファイナルへ進出する選手も決定。全国から選ばれた63名の中から、さらに選ばれた21名によって、日本一が競われることとなる。

レースは序盤から激しいバトルの連続。バトルをすることで、グループが膨れ上がったこともあり、各所でスリーワイド、フォーワイドといたバトルが見られた。終盤、アクシデント等もあり抜け出すことに成功したのが、F.ドリーム平塚代表で、前日の耐久でも優勝したKENGO OZAWA。一度抜け出すと、後続が追ってくる気配もなく、またラスト3周でFCYとなったこともあり、そのままチェッカーを受け優勝。日本一を獲得した。

ところで、今回のレースで終盤が独走劇となったのは、トップ争い中のアクシデントが原因だ。大きなクラッシュはなかったものの、集団走行の中でプッシングや幅寄せ、接触、コース外走行などなど、ありとあらゆる事が起こり、それにより、簡単に言えばぐちゃぐちゃの展開となったのだ。

コースレイアアウトや堅固にガードされたレンタルカートなどが「接触OK」の走行の素因となっている点もあるだろうが、本来レースで接触等は厳禁だ。その点、今回のスーパーファイナルが残念なレースとなってしまったことは事実。ましてや、午前中に起こったアクシデントによりスペアカートがなくなる事態となり、お昼に全ドライバーを集めた再ブリーフィングで「クリーンなレースを」と呼びかけられたにも関わらず荒れたレースとなったことは残念に尽きる。

幸い、堅固なレンタルカートだからこそ大きな怪我をする選手もおらず、全員が無事に戻ってこられたものの、少しでも怪我の心配をしなければならないようなら、またマシンが壊れることを危惧すれば、接触OKのレースとはならないはずだ。

レンタルカートの堅固なガードは、万一の接触等の際にドライバーとカートを保護するためのもので、他車にぶつけることを良しとしたものではない。

イベントプロモーターや主催者が、様々な工夫をこらし参加者満足度を高めようと努力をしても、プレイヤー側の意識が変わらずこうしたレースが続くようでは、恐怖を感じ次回以降の参加を躊躇する選手も出てきかねない。

この大会に参加する選手は、普段はもっと狭くテクニカルなコースでレースを戦っている上級者のはずで、そうであるならば、もっとクリーンなレースができるはずだ。来年は、いま一度イベント趣旨を胸に刻んで、この大会に参加してほしい。

なお、大会結果についてはSODI JAPAN CUP全国大会公式HP を参照のこと。
Pick up PHOTO
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▲今年の日本一はKENGO OZAWAが獲得

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▲FINAL2ではKAZUYA NAMBUが横並びのチェッカーで優勝

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▲FINAL3はHIROKI FUJISHIMAがこちらも僅差で優勝

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▲今回は史上最多の女性ドライバーが参加したこともあり急きょ用意されたレディース賞は、大会皆勤賞で今回はFINAL2に進んだKAORI KATOが獲得

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▲ホームコース賞はスーパーファイナルで表彰台を独占したF.ドリーム平塚が優勝

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▲スーパーファイナル表彰式。前日の耐久を制したメンバーで表彰台独占

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▲FINAL2表彰式

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▲FINAL3表彰式


SODI JAPAN CUP全国大会SPRINT ホームコース賞
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1位
F.ドリーム平塚(神奈川):14P

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2位
U-KART CIRCUIT(東京):10P

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3位
石野サーキット(愛知):8P

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4位
オーシャンカートランド(佐賀):7P

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5位
G-7土山サーキット(兵庫):6P

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6位
ISK大阪舞洲(大阪):3P

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7位
シーサイドサーキット(愛知):2P

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7位
ISK前橋(群馬):2P

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7位
オートランドテクノ(茨城):2P

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10位
ハーバーサーキット千葉(千葉):0P

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10位
のんほいサーキット(愛知):0P 

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10位
ハーバーサーキット木更津(千葉):0P

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10位
クイック潮来(茨城):0P

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10位
モビリティリゾートもてぎ(栃木):0P

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10位
カウベルモーターパーク(大分):0P

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10位
クイック羽生(埼玉):0P 


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