全日本カート選手権FS-125/FP-3部門 in SUGO

●FS−125部門
酒井龍太郎、2大会連続の完全勝利で
早くもタイトル獲得！　

FS-125部門には21台が参加。前回新東京大会で、酒井龍太郎が完全優勝でフルポイントを獲得し、早くもタイトルに王手をかけてこの大会を迎えた。その酒井を止める選手が現れるのかに注目が集まる。

タイムトライアルでは、地元で必勝を期している高田陽大がトップタイムをマーク。酒井は2番手、3番手には同じく地元の木幡直生、4番手に白石庵、5番手白石麗と続いた。

第3戦
予選ヒートで好スタートを見せたのは高田。その後ろに酒井が続く展開となる。高田が主導権を握り集会を重ねていくが、8周目に酒井が逆転すると、以降は高田をやや引き離すように抜け出しトップチェッカー。まずは予選を制し10Pを獲得する。

決勝でも酒井が好スタート。高田、白石麗、庵と続き、トップ4が抜け出した。さらに、次第に白石兄弟を引き離した酒井と高田がマッチレースとなるが、17周目に庵がマシントラブルでストップとなる。

トップ2は酒井が先頭のまま終盤へ。高田も僅差でマークするが、仕掛けることができない。そのまま高田を振り切った酒井が、開幕3連続の完全優勝で、タイトルに王手をかけた。2位に高田、3位に白石麗が入った。

第4戦
このレースの結果次第で、タイトル獲得となる酒井。まずは予選で高田を抑え、トップチェッカーを受けるとタイトルを大きく引き寄せる。

決勝では、スタート直後に仕掛けてきた高田と激しいバトルを見せるが、ここをしのぎ切ると、その後は高田を従えて周回を重ねていく。

終盤に入っても、高田の接近を許さなかった酒井は、そのまま逃げ切ってチェッカー。4戦連続の完全優勝で、ランキング2番手以下に十分なポイント差もつけたため、中山大会を待たずに今季のタイトルを獲得した。

●FP-3部門
寺島知毅、SUGO完全制覇でタイトルに王手！　

FP-3部門には13台が参加。こちらは、よほどのことがない限り今大会でのタイトル決定は想定されないが、秋の中山大会へ向け、誰が王手をかけるかに注目が集まる。タイムトライアルでは新東京での第2戦で優勝した寺島知毅がトップタイム。2番手には同じく新東京大会で活躍した吉井亮仁、第1戦優勝の高島恒太と続く。

第3戦
予選ヒートで好スタートを見せたのは寺島。その後方に吉井、高島と続き、3台がやや抜け出していく。単独4番手には今回からFP-3にスイッチした高木彪乃介がつける。終盤に入ると、寺島がやや抜け出しそのままチェッカー。2番手に吉井、高島と続いた。

決勝でも寺島が好スタート。2番手に高島が上がり、吉井、高木と続いていく。5周目に2番手に上がった吉井が、徐々に寺島に近づき、トップ争いとなるかに思われたが、終盤に入ると逆に吉井の背後に高島が近づき、2番手争いが勃発。その間にポジションを固めた寺島は、そのままトップチェッカーで2連勝をマーク。最終ラップ、幾度となく順位を入れ替えた2番手争いは高島先着で決着。3位に吉井となった。

第4戦
寺島が優勝した場合、高島の結果次第ではタイトルが決する第4戦。予選では寺島がトップチェッカーを受け、2番手には塚本聖成が躍進、3位に高島と続いた。吉井はプッシングにより10秒加算となり12番手からの追い上げの展開に。

決勝は寺島が好スタートを見せ、塚本、高島、高木が続く。3周目には高木が2番手に上がり寺島を追うが、そのさなかの6周目にマシントラブルでストップ。無念のリタイアとなった。これで2番手に高島があがり、寺島を追っていく。

しかし、約1秒のビハインドがなかなか埋まらない。3番手には追い上げてきた吉井が上がってくるが、こちらも高島に迫るほどの勢いはない。

終盤に入ると、上位陣の順位はほぼ確定され、寺島が逃げ切り3連勝。2位に高島、3位吉井と第3戦と全く同じ顔ぶれの表彰台となった。寺島はタイトルに王手をかけ、早ければ中山大会第5戦の予選ヒート終了時点でタイトルが決する。

●FS−125部門

▲４レース連続完全Vで早くも今季のタイトルを決した酒井龍太郎。これで４年連続でJAFスポーツ選手権のタイトル獲得となった

▲地元で一矢報いたかった高田陽大だったが、２戦連続での２位に終わる

▲24白石麗、42庵ともに好調だった白石兄弟。今回は麗が2連続3位に

●FP-3部門

▲開幕戦を独走で制したのは全日本３年目の高島恒太

▲3連勝を飾りタイトルに王手をかけた寺島知毅。ランキング2位以上も確定させ、限定Aライセンスの資格を獲得

わずかながら逆転タイトルに望みをつないだ高島恒太。中山での逆転なるか!?

▲2戦連続の3位表彰台となった吉井亮仁。次回は、シリーズ唯一の西地域開催で、わずかながらも地の利を持つか!?

●FS-125第3戦（21台）
Pos.	No.	Driver	Team	Frame	Engine	Tyre	Q.P.		Q.H.
1	44	酒井龍太郎	ミツサダPWG RACING	TONYKART	IAME	DL	39.437	2	1
2	36	髙田陽大	SuperRacingJunkie!	birel ART	IAME	DL	39.420	1	2
3	24	白石麗	HRSJAPAN	KOSMIC	IAME	DL	39.667	4	3
4	73	桑原航佑	Formula Blue オーガスト	KOSMIC	IAME	DL	39.824	13	12
5	11	千田琉貢	Racing Team YRHKS	LNKART	IAME	DL	39.785	12	9
6	25	服部颯空	C.O.B‐Kart	DragoCORSE	IAME	DL	39.708	7	6
7	52	土屋拓心	RT WORLD	EXPRIT	IAME	DL	39.712	9	14
8	91	横山優之介	Formula Blue SPS川口	XENON	IAME	DL	39.741	11	11
9	21	本間詠吉	K.SPEED WIN	DragoCORSE	IAME	DL	39.696	6	5
10	23	木原太一	FLARE with HRT	KOSMIC	IAME	DL	39.843	15	16

●FS-125第3戦（21台）
Pos.	No.	Driver	Team	Frame
1	44	酒井龍太郎	ミツサダPWG RACING	TONYKART
2	36	髙田陽大	SuperRacingJunkie!	birel ART
3	24	白石麗	HRSJAPAN	KOSMIC
4	73	桑原航佑	Formula Blue オーガスト	KOSMIC
5	11	千田琉貢	Racing Team YRHKS	LNKART
6	25	服部颯空	C.O.B‐Kart	DragoCORSE
7	52	土屋拓心	RT WORLD	EXPRIT
8	91	横山優之介	Formula Blue SPS川口	XENON
9	21	本間詠吉	K.SPEED WIN	DragoCORSE
10	23	木原太一	FLARE with HRT	KOSMIC

●FS-125第4戦（21台）
Pos.	No.	Driver	Team	Frame	Engine	Tyre	Q.P.		Q.H.
1	44	酒井龍太郎	ミツサダPWG RACING	TONYKART	IAME	DL	39.437	2	1
2	36	髙田陽大	SuperRacingJunkie!	birel ART	IAME	DL	39.420	1	2
3	24	白石麗	HRSJAPAN	KOSMIC	IAME	DL	39.667	5	5
4	61	木幡直生	uper Racing Junkie！	birel ART	IAME	DL	39.599	3	3
5	23	木原太一	FLARE with HRT	KOSMIC	IAME	DL	39.843	15	13
6	72	小野大地	RT WORLD	EXPRIT	IAME	DL	39.712	8	6
7	11	千田琉貢	Racing Team YRHKS	LNKART	IAME	DL	39.785	12	19
8	42	白石庵	HRSJAPAN	KOSMIC	IAME	DL	39.642	4	4
9	16	塩田惣一朗	HRS JAPAN	KOSMIC	IAME	DL	39.827	14	15
10	55	石部壮太郎	RS with SACCESS	KOSMIC	IAME	DL	39.734	10	8

●FS-125第4戦（21台）
Pos.	No.	Driver	Team	Frame
1	44	酒井龍太郎	ミツサダPWG RACING	TONYKART
2	36	髙田陽大	SuperRacingJunkie!	birel ART
3	24	白石麗	HRSJAPAN	KOSMIC
4	61	木幡直生	uper Racing Junkie！	birel ART
5	23	木原太一	FLARE with HRT	KOSMIC
6	72	小野大地	RT WORLD	EXPRIT
7	11	千田琉貢	Racing Team YRHKS	LNKART
8	42	白石庵	HRSJAPAN	KOSMIC
9	16	塩田惣一朗	HRS JAPAN	KOSMIC
10	55	石部壮太郎	RS with SACCESS	KOSMIC

●FP-3部門第3戦（13台)
Pos.	No.	Driver	Team	Frame	Engine	Tyre	Q.P.		Q.H.
1	64	寺島知毅	Formula Blue GOLD MOTORSPORTS	TONY KART	YAMAHA	DL	42.758	1	1
2	27	高島恒太	チーム　エッフェガーラ	birel ART	YAMAHA	DL	42.861	3	3
3	96	吉井亮仁	PROJECT Y with TL	EXPRIT	YAMAHA	DL	42.793	2	2
4	63	高木彪乃介	ATEAM Buzz Racing	KOSMIC	YAMAHA	DL	42.970	5	4
5	55	新谷昇馬	N・フォース　SPS川口	XENON	YAMAHA	DL	43.024	8	5
6	36	塚本聖成	REON RACING TEAM	RED SPEED	YAMAHA	DL	43.043	9	12
7	90	石野弘貴	チームナガオ	Energy	YAMAHA	DL	42.995	6	10
8	28	斉賀　航	Super Racing Junkie!	birel ART	YAMAHA	DL	42.909	4	7
9	20	土橋皇太	WAIBLINGEN	TONY KART	YAMAHA	DL	43.167	11	11
10	46	山代諭和	quaranta　seiYRTwithGEMINI	KOSMIC	YAMAHA	DL	43.121	10	6

●FP-3部門第3戦（13台)
Pos.	No.	Driver	Team	Frame
1	64	寺島知毅	Formula Blue GOLD MOTORSPORTS	TONY KART
2	27	高島恒太	チーム　エッフェガーラ	birel ART
3	96	吉井亮仁	PROJECT Y with TL	EXPRIT
4	63	高木彪乃介	ATEAM Buzz Racing	KOSMIC
5	55	新谷昇馬	N・フォース　SPS川口	XENON
6	36	塚本聖成	REON RACING TEAM	RED SPEED
7	90	石野弘貴	チームナガオ	Energy
8	28	斉賀　航	Super Racing Junkie!	birel ART
9	20	土橋皇太	WAIBLINGEN	TONY KART
10	46	山代諭和	quaranta　seiYRTwithGEMINI	KOSMIC

●FP-3部門第4戦（13台)
Pos.	No.	Driver	Team	Frame	Engine	Tyre	Q.P.		Q.H.
1	64	寺島知毅	Formula Blue GOLD MOTORSPORTS	TONY KART	YAMAHA	DL	42.758	1	1
2	27	高島恒太	チーム　エッフェガーラ	birel ART	YAMAHA	DL	42.861	3	3
3	96	吉井亮仁	PROJECT Y with TL	EXPRIT	YAMAHA	DL	42.793	2	12
4	98	渡邉賢人	Super Racing Junkie!	birel ART	YAMAHA	DL	43.043	9	6
5	86	片岡陽	Formura Blue Ash	PRAGA	YAMAHA	DL	NoTime	-	7
6	36	塚本聖成	REON RACING TEAM	RED SPEED	YAMAHA	DL	43.043	9	2
7	20	土橋皇太	WAIBLINGEN	TONY KART	YAMAHA	DL	43.167	11	11
8	55	新谷昇馬	N・フォース　SPS川口	XENON	YAMAHA	DL	43.024	8	8
9	46	山代諭和	quaranta　seiYRTwithGEMINI	KOSMIC	YAMAHA	DL	43.121	10	9
10	28	斉賀　航	Super Racing Junkie!	birel ART	YAMAHA	DL	42.909	4	5

●FP-3部門第4戦（13台)
Pos.	No.	Driver	Team	Frame
1	64	寺島知毅	Formula Blue GOLD MOTORSPORTS	TONY KART
2	27	高島恒太	チーム　エッフェガーラ	birel ART
3	96	吉井亮仁	PROJECT Y with TL	EXPRIT
4	98	渡邉賢人	Super Racing Junkie!	birel ART
5	86	片岡陽	Formura Blue Ash	PRAGA
6	36	塚本聖成	REON RACING TEAM	RED SPEED
7	20	土橋皇太	WAIBLINGEN	TONY KART
8	55	新谷昇馬	N・フォース　SPS川口	XENON
9	46	山代諭和	quaranta　seiYRTwithGEMINI	KOSMIC
10	28	斉賀　航	Super Racing Junkie!	birel ART

全日本カート選手権FS-125/FP-3部門 第3戦／第4戦・SUGO大会