今年も5クラス
７時間で開催！ 　

夏真っ盛りの8月最初の日曜日に開催された、もてぎのＫｰＴＡＩは今大会も昨年同様、5クラスが用意された。その内訳を見ると、まずエンジンの排気量別に分けられたクラスが３つあり、そのうちクラス1には7台、クラス2が53台、クラス3は31台。加えてバイオマス燃料を使用するクラスＦに6台と、電気カートのＥＶクラス3台となり、前大会より１チーム増加した合計100チームのエントリーとなった。

さて、イベント当日は朝から夏らしい快晴が広がり、空には大きく育った入道雲がモクモクと。まさにTHE・夏といったイメージだ。スタート前から気温がグングン上昇したことで、スタート前のグリッド整列時では、僅かな日陰を求めて身を隠す選手も多かった。

そんな熱暑を伴った最高のコンディションのもと、９時30分に待望のスタートが切られると、チェッカーの16時30分まで７時間の長い旅が始まる。エンジンが始動せずにピットスタートとなったマシンもいたが、大きなトラブルもなくイベントは動き出した。

スタートさえ切られれば、あとはもう全長4.8kmの広大なもてぎレーシングコースを思う存分、カートで楽しむだけだ。しかしまぁ、トップクラスのカートは凄かった。お互い、スリップを使いつつ一塊で走り去る姿は、さながらスーパーカートを彷彿させる迫力。 そんなエキスパートたちがいるかと思えば、K-TAI初体験の選手が自分のペースでしっかり攻略していたりと、チームごとに各々の楽しみ方が確立している様子。

時間は刻々と過ぎていき、強烈な西日が差し込む16時30分にいよいよチェッカーが用意された。長丁場を走り抜き、この栄光のチェッカーを受けたときの充実感は、耐久ならではのものだろう。これを味わうために１年間、準備してきたチームも多いはず。

最後の表彰式は本コースではなく、パドック裏のスペースで開催された。遠方から来ているチームも多く、後片付けが忙しいことを配慮されてか、今回は非常にスピーディな進となり、多くのチームも参加してくれたようだ。

表彰式後はK-TAIでは初の試みとなったエンジンを懸けてのジャンケン大会。その流れからの最後の締めはスパークリングウォーターを使った全員シャンパンファイトで、最後まで熱気は収まることがなく、やっぱり今年のK-TAIも暑く熱かった。