●OK部門
第3戦では酒井龍太郎が悲願の初優勝！
第4戦は本命、皆木駿輔が優勝！

今大会からルーキーとしてジュニアマックス等で活躍してきた手塚大雅が加わり、18台のエントリーとなったOKクラス。公式練習は、レインとドライが混在する路面状況となったものの、タイムトライアルでは全車がスリックタイヤで出走する。ただし、路面は完全に乾いているわけではなく、またダートに足を落とすと水を拾ってくることとなるため、難しいコンディションでのアタックとなる。

その中トップタイムをマークしたのは、終盤にタイムを縮めてきた酒井龍太郎。2番手にはテストから好調の皆木駿輔、3番手に三村壮太郎とベテラン勢がつける。

22周の第3戦決勝。スタートは酒井がホールショット。それを皆木が追う展開となる。序盤トップを守っていた酒井だったが、8周目の最終セクションで皆木が逆転しトップに浮上。その後は、大きなリードではないものの、仕掛けてこれない距離まで酒井を遠ざけることに成功する。

そのまま皆木がトップを守るが、終盤に入ってくると酒井が再び差を縮めていき、皆木の背後へと接近する。最終ラップ、先頭は皆木。当然ブロックラインを通っていく。ヘアピンでもインをしっかりと閉めるが、ターンインの直前、わずかにアウトへと動いたところへ酒井が飛び込み逆転。そのままチェッカーへと進み、悲願のOK初優勝を飾った。

続く第4戦。PPは皆木、2番手に酒井と並ぶ。スタートでは皆木がホールショット。酒井は中野駿太にかわされ3番手にドロップ。さらに3コーナーの進入で中野と接触があり弾かれるようにコースアウトを喫し、オープニングラップでリタイアとなる。

トップは皆木、2番手で中野が追い、やや離れて酒井仁、佐藤佑月樹、三村壮太郎らが3番手グループを形成。すると、今度は1周目のインシデントの件で中野に黒旗が出され失格。これで皆木は単独トップとなり、そのリードは約4秒と大きく開いていた。2番手酒井仁には三村が襲いかかり15周目に逆転すると、そのまま単独2番手に。酒井仁は佐藤にも吸収され3番手グループとなる。

トップの皆木は大量リードにも関わらずそれほどペースを落とすこともなく周回を重ね、そのまま独走でチェッカー。必勝を期して臨んだもてぎ大会を2/1位で終え、ランキング2番手に浮上した。2位三村、3位は自己最高位を更新した佐藤が入った。

▲悲願のOK初優勝を飾った酒井龍太郎。しかし、第4戦はオープニングラップで姿を消す

▲テストから本命視されていた皆木駿輔は第4戦で優勝

▲2レースとも3/2位と表彰台を獲得した三村壮太郎

▲最後まで続いたバトルを勝ち抜いた佐藤佑月樹が初の表彰台獲得