レースに欠かせないのは主役となるドライバーやチームだけではない。競技を支えるオフィシャルがいないと、レースは成り立たない。しかし、近年はどの競技やコースにおいても、オフィシャルのなり手不足が問題となり、それぞれに努力しているものなかなか解消には至らない。
そこで、一般社団法人日本自動車連盟(JAF)では、まずはオフィシャルがどんな役務をこなしているの経験してもらい、そこからオフィシャルとしての活躍へとつなげようと、全日本選手権EV部門開幕戦においてオフィシャル体験会を実施した。募集20名のところ、30名を超える応募があり、やむなく締め切ったというほどに高い関心を集めた。
当日は伊藤大輔氏をアンバサダーに迎え、選手や監督視線でのオフィシャル観やフリートークの座談会なども行われたが、やはりメインはオフィシャル体験。この日は20名を各5人4グループに分け、ローテーションでコース、計時、車検を経験。コースオフィシャルでは、ポストでの旗振り体験ができ、参加者は旗の振り方から教わりながら楽しくオフィシャル体験を行っていた。
参加者からは、すぐにでもオフィシャルをやってみたいといった声もあったといい、今後も同様なイベントを続けることも検討されているという。
カートコースなどでは、近隣の大学などから学生アルバイトなどでオフィシャルを集めることもあり、こうした体験会とともにオフィシャルへの関心、なり手を増やすことで、より安全な競技運営を実現できることとなる。
レースへの一つの関わり方として、オフィシャルという役割を選ぶ人、関心と持つ人が少しでも増えていくと喜ばしいことだ。

