ジュニアカート選手権ラウンドシリーズ1
RokCUPJAPAN第5戦・第6戦
開催日:7月13〜14日 開催地:鈴鹿サーキット南コース 天候:曇り一時雨 Photo&Report:本誌・藤原浩
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ジュニア部門
澤田龍征&横山輝翔が優勝
日本代表は澤田が獲得!

今回のジュニアクラスは16台が参加。有効50%のジュニア選手権は、タイトル争いも佳境となっている。またジュニア部門ではモータースポーツゲームス代表もかかり、注目を集めた。

第5戦決勝
タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは、前回瑞浪に続き坂野太絃。2番手に関口瞬、3番手に澤田龍征と続く。

最初の決勝となる第5戦、路面はドライコンディションで全車がスリックタイヤで出走となる。 スタートでは坂野が好ダッシュからホールショット。2番手に続いた澤田が、オープニングラップにしかけトプで戻ってくる。2番手には関口が上がり、澤田、関口、坂野、横山輝翔、中西凜音の5台でトップグループが形成される。5周目、坂野がトップに返り咲くと、澤田とともに3番手以下を引き離し、マッチレースの展開となる。
そのまま終盤を迎えるが、残り2周を切った13周目に澤田が仕掛け逆転。坂野も最終ラップまでチャンスを狙うが、澤田が抑えきり、初優勝を飾った。2位に坂野、3位は関口がチェッカーを受けるが、ペナルティがあり繰り上がりで中西が3位となった。

第6戦決勝
第6戦のPPは横山。2番手にスポット参戦の元田心絆が並ぶ。スタートでも、この2台は順当なスタートを切り、横山が先頭、直後に元田が続き、2台で集団から離れていく。やや離れた3番手につけるのは坂野、関口、澤田、中西らだが、トップ2台に追いつくことができない。

終盤に入っても、横山と元田のマッチレースは続く。しかし、最後には横山が元田を突き放し単独走となるとそのまま逃げ切りチェッカー。チームメイトの澤田に続き、初優勝を飾った。2位に元田、3位に坂野、澤田が4位に入り、EXGEL MAXチャンプでのアメリカ派遣に続き、スペイン行きの切符も手にした。  Placeholder image
▲ジュニアクラスからは澤田龍征がFIA MOTORSPORTS GAMES代表に選出。「スペインでも勝って帰ってきます!」

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▲第5戦を制したのは澤田龍征
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▲2戦連続でのポール獲得となった坂野太絃は第5戦2位、第6戦で3位獲得

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▲今回は上位に戻ってきた中西凜音が第5戦で3位へ

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●ジュニア部門第5戦(16台) Engin:IAME Tyre:DL
Pos. No. Driver Team Frame Q.P.
1 39 澤田龍征 PONOS HIROTEX RACINGへ KR 52.256 3
2 88 坂野太絃 KP BUZZ KART REPUBLIC 52.160 1
3 20 中西凜音 Energy Japan ENERGY 52.492 7
4 80 森谷永翔 ERS with SACCESS KOSMIC 52.414 6
5 89 北中一季 HIROTEX RACING with IMPUL CRG 52.803 10
6 92 松尾柊磨 brioly racing CRG 52.717 9
7 25 元田心絆 AP SPEED with SOVLA TONYKART 52.695 8
8 98 横山輝翔 PONOS HIROTEX RACING KART REPUBLIC 52.290 4
9 37 前田蒼介 Team REGOLITH TONYKART 52.808 11
10 52 豊岡 快 brioly racing TONYKART 53.419 16

●ジュニア部門第3戦(14台) Engin:IAME Tyre:DL
Pos. No. Driver Team
1 37 前田蒼介 Team REGOLITH
2 88 坂野太絃 KP BUZZ
3 98 横山輝翔 PONOS HIROTEX RACING
4 39 澤田龍征 PONOS HIROTEX RACING
5 44 中野貴介 LUCE motorsports
6 12 有坂瑠唯 brioly racing
7 50 関口 瞬 Drago CORSE
8 80 森谷永翔 ERS with SACCESS
9 52 豊岡 快 brioly racing
10 55 中里豪太 AMEROID PAROLIN JAPAN

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▲第6戦で初優勝を飾った横山輝翔

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▲横山も今回がジュニアクラス初優勝となる

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▲アカデミーの活躍から戻ってきた元田心絆が第6戦2位獲得

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●ジュニア部門第6戦(16台) Engin:IAME Tyre:DL
Pos. No. Driver Team Frame Q.P.
1 98 横山輝翔 PONOS HIROTEX RACING KART REPUBLIC 52.433 1
2 25 元田心絆 AP SPEED with SOVLA TONYKART 52.533 2
3 88 坂野太絃 KP BUZZ KART REPUBLIC 52.660 8
4 39 澤田龍征 PONOS HIROTEX RACINGへ KR 52.650 6
5 50 関口 瞬 Drago CORSE DragoCORSE 52.572 16
6 37 前田蒼介 Team REGOLITH TONYKART 52.650 7
7 20 中西凜音 Energy Japan ENERGY 52.891 3
8 17 楠本心真 ERS with SACCESS KOSMIC 52.618 5
9 92 松尾柊磨 brioly racing CRG 52.601 4
10 80 森谷永翔 ERS with SACCESS KOSMIC 52.655 9

●ジュニア部門第4戦(14台) Engin:IAME Tyre:DL
Pos. No. Driver Team
1 37 前田蒼介 Team REGOLITH
2 88 坂野太絃 KP BUZZ
3 98 横山輝翔 PONOS HIROTEX RACING
4 39 澤田龍征 PONOS HIROTEX RACING
5 44 中野貴介 LUCE motorsports
6 12 有坂瑠唯 brioly racing
7 50 関口 瞬 Drago CORSE
8 80 森谷永翔 ERS with SACCESS
9 52 豊岡 快 brioly racing
10 55 中里豪太 AMEROID PAROLIN JAPAN

ジュニアカート選手権ラウンドシリーズ1
RokCUPJAPAN
開催日:7月13〜14日 開催地:鈴鹿サーキット南コース 天候:曇り一時雨 Photo&Report:本誌・藤原浩
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カデット部門
新橋武が2レースで優勝!

21台が参加したカデット部門。このカデットも、天候に翻弄された一日となった。

第5戦決勝
第5戦PPは、最後の最後で自己ベストを更新した飯田一仁が獲得。鈴鹿選手権でも優勝しており、夏を迎えて好調だ。

2番手に今村昴星が並ぶ。 ドライコンディションで迎えた第5戦決勝。まずは飯田がホールショット、その後方に島津舞央が続き、3番手には7番グリッドスタートの新橋武がジャンプアップしてくる。

序盤からトップ争いを展開する飯田と島津。6周目の3コーナーでは島津がトップに立つが、25Rでは新橋がトップに浮上する。 新橋、島津、飯田、今村と続く上位陣。

終盤は、今季の鈴鹿選手権でも何度も見られた新橋VS島津のバトルとなるが、今度は競り勝った新橋が念願のGPR初優勝。2位には最後に逆転した飯田、3位島津となった。
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▲車検場に戻ってきたときから笑顔が絶えない新橋

第6戦決勝
第6戦PPは島津、2nd新橋と並ぶ。

スタート直前に雨が降ったこともあり、ほぼ全車がレインタイヤを装着。阿部瑠緯のみがスリックにかけたが、ローリングで無理と判断しスタート前にピットへと戻る。

スタートでは飯田が3番グリッドから好ダッシュを見せトップに浮上。2番手に島津が続くが、新橋は5番手と出遅れる。 トップを独走していた飯田だったが、濡れた路面に足元をすくわれ、5周目のS字出口で単独スピン。再スタートするものの、8番手まで順位を落とす。これでトップとなったは2番手まで追い上げていた新橋。

その後は後続の2番手争いもありリードを広げると独走へと持ち込んでいく。終盤に入っても大量リードに守られた新橋のトップは安泰で、そのまま逃げ切りチェッカー。鈴鹿大会を連勝で締めくくった。


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▲第5戦では最終ライプまで続いたバトルに勝ちきった新橋武が初優勝
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▲第5戦、最後の最後で2位に浮上した飯田一仁

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▲得意の鈴鹿で優勝へあと一歩に迫っていた島津舞央は第5戦3位に

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●ジュニアカデット部門第5戦(22台)Engin:YAMAHA Tyre:DL
Pos. No. Driver Team Frame Q.P.
1 14 新橋 武 Sigma Racing CrocPromotion 57.859 7
2 11 飯田一仁 TAKAGI PLANNING DAP 57.642 1
3 17 島津舞央 ERS with SACCESS FALCON 57.701 3
4 33 今村昴星 HIGUCHI RACING TEAM PAROLIN 57.690 2
5 25 北村 紳 CRG JAPAN CRG 57.889 8
6 37 藤原迪永 SD-STYLE DAP 58.148 16
7 31 林 樹生 AP SPEED with SOVLA FALCON 57.958 11
8 19 森 一真 NEXT-ONE Racing FALCON 57.757 5
9 32 石川大翔 EHRE MOTOR SPORTS KART REPUBLIC 58.056 13
10 21 阿部瑠緯 ミツサダPWG RACING PAROLIN 57.963 12

●ジュニアカデット部門第3戦(24台)Engin:YAMAHA Tyre:DL
Pos. No. Driver Team
1 31 林 樹生 AP SPEED with SOVLA
2 37 藤原迪永 SD-STYLE
3 17 島津舞央 ERS with SACCESS
4 32 石川大翔 EHRE MOTOR SPORTS
5 33 今村昴星 HIGUCHI RACING TEAM
6 27 粂川輝陽斗 チームエッフェガーラ
7 23 本田 羽 Ash
8 11 飯田一仁 TAKAGI PLANNING
9 25 北村 紳 CRG JAPAN
10 57 ユン・イサック LUCE MOTOR SPORTS

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▲第6戦では一転して独走優勝となった新橋が鈴鹿完全優勝

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▲TTから好調だった今村昴星が第6戦2位を獲得

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●ジュニアカデット部門第6戦(22台)Engin:YAMAHA Tyre:DL
Pos. No. Driver Team Frame Engine Tyre Q.P.
1 14 新橋 武 Sigma Racing CrocPromotion YAMAHA DL 57.828 2
2 33 今村昴星 HIGUCHI RACING TEAM PAROLIN YAMAHA DL 58.053 4
3 11 飯田一仁 TAKAGI PLANNING DAP YAMAHA DL 57.991 3
4 37 藤原迪永 SD-STYLE DAP YAMAHA DL 58.083 6
5 23 本田 羽 Ash Falcon YAMAHA DL 58.231 9
6 31 林 樹生 AP SPEED with SOVLA FALCON YAMAHA DL 58.231 9
7 27 粂川輝陽斗 チームエッフェガーラ birelART YAMAHA DL 58.261 11
8 25 北村 紳 CRG JAPAN CRG YAMAHA DL 58.150 6
9 17 島津舞央 ERS with SACCESS FALCON YAMAHA DL 57.712 1
10 22 今村颯星 HIGUCHI RACING TEAM PAROLIN YAMAHA DL 58.180 7

●ジュニアカデット部門第4戦(24台)Engin:YAMAHA Tyre:DL
Pos. No. Driver Team
1 37 藤原迪永 SD-STYLE
2 31 林 樹生 AP SPEED with SOVLA
3 11 飯田一仁 TAKAGI PLANNING
4 23 本田 羽 Ash
5 17 島津舞央 ERS with SACCESS
6 33 今村昴星 HIGUCHI RACING TEAM
7 19 森 一真 NEXT-ONE Racing
8 21 阿部瑠緯 ミツサダPWG RACING
9 87 ウ ジンチェン RANXING
10 88 リ ユンチン RANXING

ジュニアカート選手権ラウンドシリーズ1
RokCUPJAPAN
開催日:7月13〜14日 開催地:鈴鹿サーキット南コース 天候:曇り一時雨 Photo&Report:本誌・藤原浩
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Shifter
SGTドライバー松田次生も参戦!
優勝は大木一輝&松下信治

今回のシフタークラス最大の注目といえば、20数年ぶりにかとレースに参戦するというスーパーGTドライバー松田次生。かねてからシフター参戦を希望していたというが、今回スケジュールが調整でき初参戦となった。

レギュラーの松下信治とともに、プロドライバーがどのような走りを見せるのかが注目された。

なお、本誌では松田と松下へのインタビューも行い、プロドライバーがカートレースに参戦する意図等を聞いた。インタビューの模様は、こちら

第5戦決勝
タイムトライアルでトップタイムをマークしたのは、今回スポット参戦となる大木一輝。普段の鈴鹿選手権Rokシフターではメカニックを担当している加藤丈宣に背中を押されての参戦。大木にシートを譲った加藤は「今回はチーム監督で楽しむ」と笑う。

2番手に鈴木悠太、3番手にビレルに乗り換えた井出七星翔と続く。

決勝、心配されたスタートも無難にこなした大木がホールショット。2番手に好ダッシュを見せた東拓志が続くも、5周目には富田星羅が逆転。その間に大木は単独走へ。2番手富田には松下が迫ってくるが、なかなか決定的な差には近づけない。

終盤に入っても大木が単独トップをキープし、そのままチェッカー。初参戦初優勝を果たした。「実は現役時代に鈴鹿で勝ったことがなくて心残りだった。勝てて嬉しい」と大木。2位には松下の攻勢をしのいだ富田、3位松下となり松田は7位となった。

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▲「鈴鹿で勝っていなかったのが心残りだった」という大木が大願成就の優勝


第6戦決勝
PPは富田、2番手に松下が並ぶ。決勝スタートでは富田が好ダッシュで先頭を奪うと、そのまま引っ張っていく。2番手には松下が続き、鈴木、東らが続いていく。

4周目、1コーナーで松下がトップを奪うと、富田を突き放していき。富田の後方には鈴木が接近してくる。 しかし、終盤に入っても上位陣に大きな動きはなく、松下がそのまま今季3勝目を獲得し、ランキングトップを盤石なものに。今季、フル参戦が可能となった松下が、チャンピオンに向け大きな勝利を重ねた。2位に富田、3位鈴木、集団でのバトルもあった松田が5位となった。

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▲6レース中3勝と強さを見せる松下。フル参戦、チャンピオン狙いも公言

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▲キャリア初の鈴鹿優勝となった大木一輝
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▲今回からCRGにスイッチした富田星羅が松下の猛攻を凌ぎ、第5戦2位

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●Shifter第5戦(12台) Engin:VORTEX Tire:ROK
Pos. No. Driver Team Frame Q.P.
1 19 大木一輝 MOMOX KART RACING TONYKART 48.357 1
2 66 富田星羅 KP BUZZ TONYKART 48.585 5
3 13 松下信治 TONYKART RTJ TONYKART 48.559 3
4 15 東 拓志 NEXT-ONE RACING KOSMIC 48.651 6
5 58 鈴木悠太 brioly racing CRG 48.485 2
6 35 井出七星翔 RSイディアぴぃたぁぱん大阪ヂラン birelART 48.538 3
7 29 松田次生 ハラダカートクラブwith NEXT BIRTH KOSMIC 48.666 7
8 12 宮本颯斗 LUCE motorsports TONYKART 48.752 8
9 23 小林弘直 HRT KOSMIC 49.005 10
10 24 西野武志 TAKETTI motorsports birelART 49.472 12

●Shifter第3戦(12台) Engin:VORTEX Tyre:ROK
Pos. No. Driver Team
1 35 井出七星翔 RSイディアぴぃたぁぱん大阪ヂラン
2 13 松下信治 TONYKART RTJ
3 22 佐藤奨二 TOKAIDENSO-DSM
4 66 富田星羅 KP BUZZ
5 23 小林弘直 HRT
6 24 西野武志 TAKETTI motorsports
7 81 加藤丈宜 MOMOX KART RACING

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▲各大会1レースは勝利し、今回で3勝目をマークした松下信治

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▲今回の再注目だった松田次生も健闘。再びの挑戦にも期待したい

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●Shifter第6戦(12台) Engin:VORTEX Tire:ROK
Pos. No. Driver Team Frame Q.P.
1 13 松下信治 TONYKART RTJ TONYKART 48.710 2
2 66 富田星羅 KP BUZZ TONYKART 48.686 1
3 58 鈴木悠太 brioly racing CRG 483792 4
4 15 東 拓志 NEXT-ONE RACING KOSMIC 48.812 5
5 29 松田次生 ハラダカートクラブwith NEXT BIRTH KOSMIC 48.736 3
6 19 大木一輝 MOMOX KART RACING TONYKART 48.822 6
7 35 井出七星翔 RSイディアぴぃたぁぱん大阪ヂラン CrocPromotion 48.903 7
8 22 佐藤奨二 TOKAIDENSO-DSM LN KART 49.122 10
9 12 宮本颯斗 LUCE motorsports TONYKART 48.992 8
10 23 小林弘直 HRT KOSMIC 49.110 9

●Shifter第4戦(12台) Engin:VORTEX Tyre:ROK
Pos. No. Driver Team
1 13 松下信治 TONYKART RTJ
2 58 鈴木悠太 brioly racing
3 35 井出七星翔 RSイディアぴぃたぁぱん大阪ヂラン
4 22 佐藤奨二 TOKAIDENSO-DSM
5 66 富田星羅 KP BUZZ
6 16 島 弘光 KP BUZZ
7 23 小林弘直 HRT
8 12 宮本颯斗 LUCE motorsports
9 37 平良 響 にゃんにゃんフルーツパラダイス
10 81 加藤丈宜 MOMOX KART RACING